ある意味一番不愉快な「姉」の話 16 「人生の最大?イベント」狂騒曲 2 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

  

 

 

    「結婚したい人が居るんだよねえ~」

 

 

 

    夕食後、寛いでいた時に「姉」がそう話掛けて来た。

 

 

 

 

   当然だが、それまで「姉」と私は互いの好きな人やボーイフレンドなどに関して話し合った事など全く無かった。

 

 

 

  何より親が最初から「男女が付き合う=結婚!」という態度だったのだから、「そんなこと」はとても「家族」でも話すなんて事は出来ない家だったから仕方がない。

 

 

 

   結局「秘密」を強要する相手には結果的に「秘密」が多くなる。

 

 

  「姉」も私も、どうしても自分の思い通りに進めたい「大切なこと」は親に『相談』することはなく殆ど「事後承諾」、向こうが手も出せない&グウも言えない状況になって初めて話をする、という事で乗り切っていた。

 

 

 

 

  だから「姉」の言葉を聞いた時も「したい」ではなく、「する」気で言っているというのは直ぐ理解したが、何でまた先に私に?と思った。

 

  自分の方が先に結婚出来るのだから、サッサと進めればイイのに。

 

 

 

 

  実際、「中身」は殆ど進んでいた。

 

 

  相手は今年転勤でやって来た人でまさに「職場結婚」、結婚すると夫婦は同じ学校には勤められないという事で自分が近くの学校に転勤という形になること、数週間後の連休に「挨拶」に行きたいこと、結婚式は翌年の3月(=春休み中=教員ですので~)を予定していること……など。

 

 

 

 

   じゃあサッサと電話でも何でも掛ければ良いじゃない?という感じだが、「姉」としてはどうも自分が話を始める(=電話を掛ける)為の「タイミング」を知る為だったらしい。

 

 

 

   「二人が揃っていて、機嫌が良さそうな時になったら教えてよ!」

 

   

 

  

 

  そうだった。

 

 

 

  「面倒臭いこと」は大嫌い、「自分の事」でもヒトに押し付けて平気、それでいて協力しないと逆ギレ……ああホント、書いていてつくづく

 

 

 

  「デジャヴ~!」

 

  …だ。

 

 

 

  父の不在が多い、という特殊事情があったとは言え「姉」の目的は

 

 

 

 「面倒な事は一回で済ませたい」

 

 

 

 

  父と母が同時に知ればそういうことは母は父に「遠慮」するし、とにかく二人で勝手に話し合うだろうが、先ず母一人に伝えたら父に伝わる前に自分が質問攻めに合う……どころか何を言い出されるか判らない、という「我が家の事情」を良く御存知で。

 

 

 

 

 

  で、「そういう時だけ」こっちにイイ顔して来るのも変わらないな~、と思いつつ、挨拶の時には彼の車で来る、というので

 

 

 

  「じゃあ、帰りは私を乗せて行ってくれるなら」

    (友達の家に遊びに行こう~! 交通費が片道助かる~!)

 

  

 …という「交換条件」を出し「交渉成立」となったのでありました…。