コノ国では基本的に
「無口なヤツ」=「英語が出来ない人間」
としか考えない人間が「普通」だから。
まして見た目が『外国人』なら尚更。
「ま、とにかく脱いで!」
立ったままだった私に向かって言ったのだが、今度はドクターの方がそれ以上何も言わない。
もちろん「診察台」はあるが、なんとなく準備されているようにも見えない。
こんな時期、不注意に横にもなりたくない。
「…寝るんですか?」
「あ? あ~、そのままでいいよ!」
ま、その方が「接点」が少なくてイイよね……という事で立ったままの診察となったのだが……。
ドクターは「ちょんちょん」という感じで患部に軽く2回程触ると
「あ~、絶対『〇×▽病』じゃないね~!」
…とだけ言い、直ぐ
ゴム手袋をはめたまま手を洗ってペーパータオルで拭くと、そのまんま自分の椅子にどっかりと座ってPCを操作し始めた。
(その行動に何とも言えない「違和感」を感じたのは私だけだろうか?)
私は事前に「予想」していた。
診療を受けて、「最高」は……いや、ある意味「最悪」かもしれないのだけれども、『手術決定』か……と言うより
(そういう事を含めた)
「『次』の為に専門医に回される」
…「普通」レベルは
「取り合えず血液検査してみましょう」
…かな。
「最悪」は……「軟膏」を処方されて
「二週間様子見て、変わらなかったら又来て」
…で終わり。
さて、どれだったでしょう?
ハイその通り。
「半年以上前から続いていて、
××系の軟膏を塗り続けても変わらない」
…変わらないどころか、それにつながると思われる他の不快症状も出て来て生活に影響している……と何度も訴えて、手紙にも書いているというのに
「じゃ、『軟膏』出しておくから、
二週間使って変化が無かったらまた来て!」
…(━_━)
「あ~、軟膏はねえ、患部だけじゃなく、その周りも含めて薄~く塗り込まなきゃ駄目だよ~!」
…ええ、そんな『初歩的なこと』、子供の頃から判っていますよ……!
と一瞬思ったけれども、「そんなこと」も知らない・知ろうとしない大人がゴロゴロ居るから仕方ないか、と思い直す。
診療室を出て、さてあの「出口」は(参照;こんな時期に病院?に行って参りました……4)……と見回していると、例の女性がマスクをしないまま指差しで言った。
「あ、こっちのドアから出てね!」
…「出口」には鍵も掛かっていなかった。
こっそり「逆流」出来るんじゃないかね、と考えたのは私だけ?
そんな『診療』から早一週間。
とにかくあと一週間、
「基本的に何も変わっているようには思えない『治療』」
…を続けなければならない…。