本当にこういう人が居るんだ、と思わしめた人の話 22 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

    

  

   食事が終わって駅までの道を戻る時には『完璧なカレ』と「モト」が話をしながら先を歩き、私と「カマさん」は「マオ」を挟んだ状態でその後に続いて歩いていた。

 

 

 

  「いや~、良かったですよね~、二人共気が合って~!」

 

 

 

  「カマさん」は終始上機嫌だった。

 

  

  私は前の二人と少し距離が開いたのを見計らい、彼女に前置き無しで問い掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

  「…アナタ、もう『寝た』……でしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

  「カマさん」はハッキリと「ニヤ~ッ」とした顔に変わると、私の想像の上を行く言葉を返して来た。

 

 

 

 

 

 

 

 「さすがあ~、『経験者』は違いますねえ~!」

 

 

 

 

 ……(;▼へ▼ノ)ノ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ハッキリ言います。

 

 

  私には

 

  「アナタがしているような『経験』」

 

 

   などございません。

 

 

 

 

 

  結婚した途端に何でも「夜の話」に持って行く女性には時折会ったし、オトコ無しでは生きられないと公言して独身時代から遊び回っていた友達も居た。

 

  けれども、自分のやっていることを棚に放り上げて他人を『経験者』呼ばわりしたのは後にも先にも「カマさん」だけでしたな……!

 

 

 

 

  コノ人「も」自分のやっている事が見えていない=「自覚」が無い人間なんだろうな……とつくづく思った。

 

 

  呆れ切って返事も出来なくなった私には全く気付かず、「カマさん」は再び彼の腕に絡み付きニコヤカに帰って行った……。