本当にこういう人が居るんだ、と思わしめた人の話 21 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

     

  

 

 『完璧のカレ』と「モト」は直ぐ気が合って英語で話し込み、「カマさん」はその彼にベッタリ張り付いて離れない。

 

 

  放り出された感じの私は「マオ」の世話をしつつ(個室の上に座敷のお陰で「マオ」が寝ようがひっくり返りようが自由だったので普段の外食よりも楽だったのはありがたかった)

ひたすら御寿司を口に運んでいた。 

 

 

 

  そんな私に向かって「カマさん」は気持ちがハイになっているからか身贔屓か、はたまた『完璧なカレ』にアピールしたいのかどうかは知らないが

 

 

  「美味しいですよねえ~? 凄いですよね~?」

 

 

  …としつこく繰り返して来た。

 

 

  いや、確かに美味しいけどね……若しかして『恩の押し売り』している?

  まあ多分『今』だったら感激して大喜びするのは確実だけれども……という程度だったことを覚えている。

 

 

 

 

 

  それにしてもその時の「カマさん」の彼への『べったり感』が尋常ではなかった。

 

 

  いや、コノ国の人達の「絡み」を見慣れた今なら見過ごしていたくらいかもしれない。

 

 

  ただ当時の日本としては……という事と、最初の彼(参照;本当にこういう人が居るんだ、と思わしめた人の話 5 6)を我が家に連れて来た時とは明らかに……という態度であったから。

 

 

 

 

 「友達同士」だから気にしなくていい、と思っていたのかもしれない。

 

 

  しかし皆で話している間中ず~っと、己の体を「べったり」という状態で彼に凭れ掛かり、腕を絡めている。

 

 

  その手は常に彼の肩や腕をさすり続けるだけでなく、その指の動きがね……。

 

   彼の腕の毛を一本ずつ摘まんでは

 

  ゆっくりとさすり上げ続けている感じ

 

  ……で、一々妙に「艶かしい」(死語かな?)。

 

 

 

   いくら「ペンパル」としてお互い気が合っていたとは言え、初めて会って三日目……だよね?