裏世界の「全て」を知る『タダの主婦』??? 13 | コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

コノ国の体裁(カタチ) ~幻像『大英帝国』の住人達~

 閃いて、まさに!という想いでつけたのですが……司馬遼太郎さま、ごめんなさい……!
 

 

   その頃『キュリさん』が自信満々に言っていたことを多少乱暴に要約すると…

 

 

   クリントンは既に裏で汚いことばかりやっているから彼女が大統領になったら更に汚職が蔓延って世界は大変なことになる!

   トランプは粗暴に見えるけれども、彼が大統領になったらそういうヤツラを一斉に逮捕するからエエのだ!

 

  ……というような話だった。

 

 

 

 

  「ほらあ、××でしょ、〇〇でしょ、あ、△△も出て来た!

 

    (注;全てアメリカの著名人の名前)

 

   コノ人達、みんな(逮捕する予定の)リストに入っているのよ!

 

   見ててごらん、凄いことが起こるわよ~!」

 

 

   『キュリさん』との会う回数が多くなるほど、そうやって画面を凝視しながら真顔で言って来る彼女の態度に言い知れない「違和感」と「不快感」を感じるようになるのに時間は掛からなかった。

 

 

 

  というのも、例えば私は「ちょっとイイ話」や「笑える話」、例え一時的であっても気分が持ち上がるような話を読むのが好きで、 その中でも良い話があるとマメに周囲の友達にリンクを回す。

  いわゆる「シェア」をするワケだけど、直ぐその話題で盛り上がる人も居れば特に反応が無い人もいる。

  実際直ぐに反応があるのは楽しいけれど、メールでは何も反応が無くても直接会った時に話題に出たりするし、私は「自分が好きでやっている」という意識が常にあるので特に気にはならない。

  

 

 

  当然『キュリさん』にも……特に彼女の『経過』を知ってからは似たような時に私自身が励まされたり気分転換になったりした話を送っていた。

 

   しかし、頻繁に会っているのに彼女からその話題が出る事が全く無かったのである日自分の方から話題を振ってみたのだ。

 

  「ねえ、この前送った☆☆の話、どう思った?」

 

 

   すると、『キュリさん』の答えはこうだった。

 

 

  「ああ、アレね!

 

   ああいうの、私、全く興味ないからもう送らないでいいよ!」

 

 

  「……あ、そう……?」

 

 

  「だってさあ、私もアナタもコノ年になったら、もう自分の意見とか考えとかがしっかり出来上がっていて、そんな話くらいで変わるようなもんじゃないでしょ?

 

 

   アタシ、ああいう『アヤシイ話』なんかは一切信じないことにしているの!」

 

 

 

   (゚д゚)!

 

   いや、

 

 

  ヾ(- -;)

 

   …かな?

 

 

   ……ねえ、「今」そう言ったアナタが、

  

  「今」私に向かって、同じ口でどんなことを話しているか、

 

   アナタは判っている……???

 

 

 

   本当に、そう言いたくなってしまった瞬間だったのだけど、彼女の

 

   『私が世界の全てを知っている!』

 

   ……という話はその後どんどんエスカレートして行くのでありました……!