スポーツマンシップ? | ロンドンつれづれ

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世界で1位を取っているようなアスリート、あるいは金メダリストでも、実に情けない行為をするものだな、と思うことが結構あるのである。

 

もちろん、普通の人の間でも情けない行為をする人はいるのだから、アスリートの中にもいるに決まっているが、それでも世界でトップにまで上り詰めたり、仕事で一流だと言われている人々には、ついそれなりの人格まで求めてしまうのが我々なのである。

 

3日ほど前にフィンランドで行われたクロスカントリーのW杯で、2位争いをしていたフィンランド選手を追いかけて、ロシア選手がラストスパートをかけた。

 

しかし、先行していたフィンランド選手を追い越すことができずに3位でゴールをした直後、故意にフィンランド選手に激突し転倒させたのである。

 

ブリティッシュユーロの解説者も、「これはひどい、こんなことをする必要は全くない。 マイキ選手に落ち度はなかった」と言っているが、ロシアのブルシュノフ選手は進路妨害されたと思ったのだろうか。

 

 

しかし審判の判断は、マイキ選手に関しては違反行為は無かった、としている。 動画で見る限り、確かに先行しているマイキ選手が故意にひどい進路妨害をしているようにみえず、それよりロシアの選手が狭いところを無理に追い越そうとしているように見える。

 

以下、Bユーロのページではスローモーションを見せているが、激突する前、滑走中にもブルシュノフ選手はマイキ選手を後ろからストックで何度か叩いている。

 

(マイキ選手を後ろからストックで叩くロシア選手)

 

解説者は、Absolutely disgraceful...!と批判。 ブルシュノフには罰が与えられなくてはならない、と断じた。

 

Alexander Bolshunov: Cross-country skier HITS rival with pole, then crashes into him on purpose - Cross-Country Skiing video - Eurosport

 

 

そして最終的に、ゴール付近で立っているフィンランドの選手に故意に激突、転倒させる。

 

 

こんな勢いで大きな男に激突されたら、私だったら首の骨折って、後頭部を打って、脳震盪起こしているわ…。大変に危険な行為。

 

しかも、横にいてはねとばされたフィンランドの別の選手を、ロシアの別の選手がスキーの板でさらに突き飛ばしている。なんて下品な連中だろうか。

 

上記、日本ではジオブロックがあるかもしれないので、下に現地テレビの動画を貼り付けておく。

 

 

 

ブルシュノフ選手の行為は、「暴行」、つまり犯罪として警察に通報されたそうである。 通報したのは、マイキ選手ではないそうだ。 ロシアチームは失格となった。 フィンランドでは暴行罪は最大禁固2年の可能性があるそうだ。

 

マイキ選手は手を負傷しているが、スウェーデンでのW杯に向けて準備をするそうだ。

 

ロシアチームの監督は「最後のストレートでマイキ選手が進路妨害した、規則違反を犯した」と主張したが、国際スキー連盟(FIS)はマイキ選手が右に動いたのはルール違反ではない、と判断しているそうだ。
 

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勝ちたい気持ちはわかるが、このような野蛮な行為を見ると、ファンはがっかりするのである。

 

なんのためのスポーツですか?と…。

 

こんなものを見せられる観客の気持ちになってほしい。 スポーツ観戦は、毎日の疲れやストレスを少しでも発散するために見ているのである。 それをこんなシーンを見せられて不愉快な気持ちにさせられるとは。

 

たとえアマチュアとはいえ、スポンサーがついて自分の好きなスポーツを続けていられるのであれば、なぜスポンサーがついてくれるのかを考えた方が良い。 それは見てくれる人がいるからだ。 であれば、見ている人たちがどういう気持になるかを少しでも考えた方が良い。

 

しばらく前に、アメリカの水泳のオリンピアン、ゴールドメダリストが議会襲撃に加担しているニュースもあった。 もっと前には、これもアメリカの水泳の選手だが、オリンピックのホスト国のお店に入って狼藉をしてメダルをはく奪されたということもあった。

 

日本でも、マラソンの一流選手が万引きを繰り返してニュースになったり、柔道などの選手が指導者になった後に体罰やハラスメントでニュースになったりしている。

 

エリートアスリートが必ず人格者でなければいけないとは言わないが、せめてファンを失望させるような行為はやめてもらいたい。

 

スポーツを通じ、そしてトップまで上り詰めたという経験を通じて、少しは人間的にも我々凡人よりはマシなんだろう、という夢がこちらにはあるではないか…。