自転車置き場から、部屋に帰る途中で、
猫に呼び止められた。
「はぁい、なぁに?」
とじゃがむと、暗闇から真っ黒な猫がすりよってきた。

(無料の写真をお借りしました)
首輪が手に当たったから、飼い猫なんだろう。
道理で人懐っこいはずだ。
眺めのしっぽを私の腕にまきつかせ、
いつまでもスリスリしては慣れない。
頭をなぜているとゴロゴロが止まらない。
猫に触れたら、自分ちの猫のことなど思いだして、
泣き出しちゃうじゃないかって思ってたけど、
そんなことはまるでなくって、猫とじゃれ合うのを楽しんだ

「じゃあそろそろ帰るから、
また会おうね~」
って言ったら、
まるで言ってることがわかるみたいに、
「にゃぁ~~」
と一声ないて、どこかに消えて行った

遊んでくれて、ありがとね
