「あのブランドくらいの価格で売りたいですけど」
というご相談を3件続けていただきました。
世の中には高価なブランド品がたくさんありますよね。
「わたしの商品も、あれくらいの価格で売れたらなぁ」と思った経験
あなたもあるんじゃないでしょうか?
無名の作家やショップオーナーが、
ブランド並みの価格で売ることは可能か?と聞かれたら
答えは「可能」、なんですよね。
もちろん、誰もが知るハイブランド(シャネルやエルメス)と
同じ価格にしたいと言ったら「それは無理です!!」と止めます。
「シャネルのマトラッセ」
「エルメスのバーキン」
完璧に同じ素材を買ってきて、
ものすごく丁寧に作業して、
完璧に同じバッグを作ったとて、
とて!
同じ価格で売れないということ、
わかりますよね。
それらのハイブランドには、
長年かけて築き上げた「歴史」があります。
そこに物語があり、
人を感動させてきたという実績があり
信頼、ステータス、知名度につながります。
また、「ロゴ」の力も強いです。
皮のバッグなら、「職人の技術がうんぬん」ってわかるのですが
布のトートバックにシャネルのマークがついただけで
恐ろしい価格になりますから、ね。
「歴史」や「ロゴ」
私たちにはない武器です。
逆に言えば、、、
「歴史」や「ロゴ」ではなく、
あくまで「品質」や「世界観」で買われているような商品なら、
個人でも十分に戦うことができます。
ハイブランドは無理でも、
世の中で高く売られているブランド品の価格にはもっていけます。
そのためには「価値の伝え方」を見直す必要があります。
満たしたい3つのこと
では、世の中で高く売られているブランド品と
同じくらいの金額で買ってもらうには、何が必要でしょうか?
私は、次の3つが必要だと考えています。
“特定の誰かに深く刺さる”モチーフ
品質の説明
購入リスクの打ち消し
それぞれ、説明しますね。
1. “誰にでもウケる”ではなく、“特定の誰かに深く刺さる”モチーフにする
ブランドには「歴史」や「ロゴ」があります。
無名の個人には、それがありません。
しかし、それを補えるものが一つあります。
“限定的な強い共感”です。
例えば、、、
あなたが「アール・ヌーヴォーの様式」が大好きで、
その世界観を表現したアクセサリーを作っているとします。
あるお客様が、
3万円のブランド物のネックレスを買おうか迷っているとします。
そこに、あなたの作った、大好きなアール・ヌーヴォーの世界観が
凝縮されたネックレスが目に飛び込んできました。
価格は同じ3万円。
愛してやまないモチーフ。
「それなら、こっちのネックレスに3万円を払いたい!」
そう思ってもらえる可能性は、大いにあります。
これは単なる「デザイン」の話ではなく、
お客様の心に深く刺さる「モチーフ」の話です。
ここで重要なのは、その唯一無二のモチーフの魅力を、
お客様が一瞬で感じ取れるか、ということです。
お客様は、まず「写真」であなたの作品に出会います。
その写真が、モチーフの持つ繊細な曲線や、
独特の世界観を語りかけていなければ、
お客様の「好き!」という感情に火がつくことはありません。
あなたの情熱が込められたモチーフを、
最高の形で「見せて」あげるのが写真の役割です。
2. “品質の説明”がなければ、高くても売れないのは当然
「材料もこだわってるし、丁寧に作ってるから、この価格は妥当」
作家本人がそう思っていても、
それが購入者に伝わっていなければ意味がありません。
特にネット販売では、“見た目の情報”がすべてです。
ここで必要なのは、
「この価格になる理由」を視覚と言葉で説明すること。
やっぱりネックレス3万円は躊躇しますよね。
(少なくとも私はします!)
・どんな工程を経て仕上げているのか
・なぜこの素材を使うのか
このへん、伝えてくださいね。
特に、作り手は「これくらい当たり前」と思っている工程は、
お客さんからしたら、全く当たり前じゃないんです。
最近驚いたのは、パワーストーン系の方。
細かい石の検品、
石の組み合わせや相性を緻密に計算したり
浄化にも数種類あるらしく。
「もっと書きなよ!!」とお伝えしました。
だから、写真も工夫してくださいね!
✔︎ 質感の見える接写
✔︎ 丁寧な作業中の手元カット
✔︎ “価格にふさわしい”印象を持たせる背景や光の使い方
写真は「高そうに見せる」ためではなく、
「価値を誤解なく伝える」ためのものです。
私はセミナーで「100の価値を100伝える」と言っていますが
ここ、本当に大事!!!
3. “購入リスク”をどう取り除くか
価格が高くなるほど、購入のハードルも上がります。
なぜなら、人は「失敗したくない」と思うから。
その不安を取り除くためには、
「安心の根拠」を明示する必要があります。
・これまでの販売実績(〇〇工房で○年修業/◯年続けている/◯点販売)
・メディア掲載や受賞歴
・手入れ方法やアフターケアの情報
特に、使用後のこと(長持ちするか、手入れは簡単か)は、高価格帯では重要視されます。
こうした情報は、お客様に大きな安心感を与えます。
「買って終わりじゃない」「長く大切に使えるんだ」という信頼が、購入の最後のひと押しになります。
一生モノ、ってやつですよね!!
あと、大事なのは修理対応の有無も。
ピアスなら、片方無くしたら、片方だけで買えるとかもいいですね。
このような情報も、わかりやすく伝えることで購入者の不安を解消できます。
さらに、お客様の不安を解消するためにも写真は不可欠です。
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作品を様々な角度から撮影し、全体像がわかる写真
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実際にモデルが身につけて、サイズ感がわかる写真
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生活のワンシーンに溶け込み、手に入れた後の素敵な未来を想像させる写真
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お手入れカードや保証書を添えて撮影した写真
これらの写真があることで、お客様は「買って失敗しないだろうか」という不安を乗り越え、
「これを手に入れた後の素敵な私」を具体的にイメージできるようになります。
まとめ|価格は“伝え方”で変えられる
ブランド価格で売れないのは、「商品力が足りないから」ではなく、
「価値の伝達が足りていないから」です。
モチーフを絞って、共感で刺す
品質を写真とテキストで“見える化”する
安心の根拠を整え、購入の不安を減らす
この3つを整えるだけで、
価格に対する納得感は驚くほど変わります。
そしてそれを支えるのが、「写真」= 売るための設計ツールです。
写真を変えれば、価格が変えられる。
その現場を、私は何度も見てきました。
「高くて売れない」のではなく、
「高くても売れる準備が整っていない」だけ。
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