
転勤族の奥様方と話していると、よく出てくる会話。
「子どもを転校させるのは可哀そうなので、ダンナは単身赴任してもらおうか・・・」
ふーむ、ダンナさんは可哀そうじゃないのか?
いや、そうじゃなくて。
子どもは転校すると本当に可哀そうなのかどうか、考えてみたことありますか??
一概にそうは言えないんじゃないかと、経験者としては思います。
私は、福岡市で生まれ、幼稚園熊本、小学校は福岡・神奈川・熊本、そのまま高1年まで熊本にいて、高2で北九州へ、その後も福岡・北九州・大分と移り住みました。
今思い起こしてみると、この経験が私の多くを形作っていると思います。
例えば、小さいころから色んなことを学びました。
色んな場所に色んな人がいて、自分の常識は常識でないことが世の中にたくさんあるということを思い知ったこと。方言しかり、風習しかり。
誰一人知り合いがいない場所で好奇の目にさらされる側の立場が、いかに辛いかを身に染みて知ったこと。だからこそ、そちら側にいる人の心情を思いやることができること。
未知の世界に飛び込むことに抵抗がなくなり(それが仕方なくであっても)、新しいものを受け入れる柔軟性が身に付いたこと。
どんな地域も住めば都で、いいところがたくさんあること。旅で通り過ぎるだけでは知ることができない、住んでこそ気づくことも多いということを知ったこと。
繰り返し転校するわけで、それらもどんどん上手になっていったわけです。
そしてこの経験のおかげで、高校、大学と入学したときに、周囲のだれよりも早く楽しく、新しい学生生活に飛び込むことができたと思っています。(大抵の人は、初体験でしょうから)
正直、みんなのモジモジしている姿がとても子どもに見えました。
そして、大人になった今、最大のプレゼントは人脈です。
あの頃、苦しくて辛いこともたくさんあったけれど、それを乗り越えたからこそのプレゼントを神様は用意してくれていました。
高校に2つも行ったお陰で、同窓会は2つになり出会えるOBも2倍になりました。
「同窓生です」の一言で、どんなOBでも気軽に話せる機会が2倍です。
色んな所に住んだおかげで話題は豊富になり、営業の時もニッチなネタで盛り上げることができます。
今声高に言われているダイバーシティなんて、屁の河童です!?
転校するときは、それはギャン泣きしました。
親もそんな私を見て辛かっただろうと思います。
でも、辛い体験は小さい時の方がいいです。
いくらギャン泣きしていても、子どもは案外ケロッと新しい環境に慣れるものです。
私も母親に「あんなに泣いてたのにね」とよく言われてました。
大人になっての初体験の方がよっぽど大変だと思います。
プライドやメンツや、その他いろいろとしがらみがついてまわりますから。
その点、小学生の子どもなんて捨てるものは何もないですから。
目の前だけを見て危険回避ばかりしていると、乗り越える力がつかないんじゃないかと思うのです。
そんなこと言っても、それは博多美人さんみたいな性格だからよ、とよく言われます。
そうじゃないよ。
私実は小さい頃は、とってもうじうじしていて泣き虫でした。
通知表に「消極的なのを直しましょう」と書かれるくらい。いや、ホント。
今みたいな性格だから乗り切れたんじゃなくて、乗り切ったからこんな風になった、というのが正しいです。
私は転校生活も悪くなかったと思っています。
点で見ると辛いこともあったけど、プラスマイナスしたらプラスが断然多い!
いじめが心配なんていうけれど、転校しなくたっていじめられることはあるし、転校してもいじめられないこともあります。
結局はその人次第だということ。
よく考えてみることをせずに「当たり前」と流してしまわないで。
もちろん、転校がいいか悪いかではなく、あたなの家族にとってどうなのかをちゃんと考えるってこが大事なんだと思います。
もうひとつ、やっぱりダンナさんが可哀そうだと。
男性は、女性が思っている以上に外で常に闘っています。(色んな意味で)
だから、家に帰って鎧を脱いでくつろぎたいんです。
独りで生活するって(家族を持った後は)淋しいもんだよ~
うちの親の選択肢に単身赴任は最初から入っておらず、子どもを置いていくって選択肢はあったんだから、それもビックリだけどねー
(高校転校したくなかったら残ってもいいと言われた・・・けど結局ついていったよ)