相田みつをさんの「いのちのことば」に
「みんなほんもの」というのがあります。
トマトがねえ トマトのままでいれば ほんものなんだよ
トマトをメロンにみせようとするから にせものになるんだよ
みんなそれぞれに ほんものなのに
骨を折って にせものになりたがる
私はよく、「明るいね」とか「いつも元気だね」と言われます。
ところが、子どものころ、通知表の通信欄には
いつも「消極的です」と書かれていました。
とても泣き虫で、泣くことで、問題回避をするような子供でした。
今考えると、常に周りの目を気にして、
私はメロンを演じていた気がします。
メロンを演じているうわべと、トマトとの中身とギャップに
息苦しくなると、泣くことでその場から逃げていました。
いつも転校生だったせいかもしれません。
親がとっても厳しかったからかもしれません。
一番大きな理由は、自分に自信がなかったせいだと思います。
(子供のうちは大半がそうですが)
大人になって、少しずつ自分に自信がついてくると
「トマトでいいや。みんなと意見が違っても別にええやん」と
思えるようになり、心が軽くなりました。
今の私は、当時の私から見ると、とても我がままに見えます。
でも、我慢しない分、人の違う意見も素直に聞けるようになりました。
お陰さまで、今は堂々と「私はトマトです」と言えるので、
とても楽チンになりました。
もちろん、そうさせてもらえている周りに感謝しながら。
人は人。
自分とは違う。
それでいい。
子どもは親の影響がとても大きいです。
自分のコピーに仕立てようとする親に、逆らうことはできません。
でも、親と子供は別々の人格。
もともと持っている個性を素直に出せないと、子どもは苦しいものです。
あ、でも、子どもの頃の経験は私の肥料となり、
それはそれで役立っていますから、苦労するのもいいのかな。
ただし、それを自力で切り開く力を付けてもらえれば、ですね。
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