お野人・・・
ほめちぎる教習所
で・・
高齢者講習を受けて自動車運転免許を更新した
裸眼視力も問題なし
ドローンは見かけず ほめちぎられることもなく
ほめられている人も見かけなかった
空からドローンが スピーカで褒めちぎるのか?
受講生は7人 特別養護老人ホームのような雰囲気
野人以外の75歳以上の6人は1時間前から認知症テスト済み
動体視力テストのトップバッターは80くらいの骨と皮のおじいちゃん
順番5番目の70代半ばのおっちゃんが 言った
「すみませんちょっとトイレに」と席を立った
検査機を覗き込み 緊張していたおじいちゃんも・・
「わたしも・・・オシッコ に」と 席を立とうとした
「検査済ませてから行ってください
すぐ終わります」
じいちゃんがオシッコから帰るまで長時間待つのかと思った
長い休み時間が終わり 始まったら2人が急にオシッコ・・??
検査は始まり 近づいて来る上下左右のどれかが切れた丸いマークの切れ目がわかったらボタン
おじいちゃんは最後まで押さなかった
「最後の大きな円も見えなかったですか
」
「んにゃ 見えた・・」
「見えたらボタン押してくださいね~ もう一度」
次は・・早すぎる段階で ボタン押した
「円のどちらが切れていますか」
「真ん中・・
」
「本当にもう・・これが最後ですから
」
おじいちゃんは丁度中間でボタンを押して言った
「左~~
」
「なんだ・・見えるじゃないですか
」 合格・・
そのまま隣の視野テストへ
前を向いたまま目だけ動かし 円を描きながら横に移動するマークが見えなくなればボタン
右目から始まったが おじいちゃんはまた最後までボタン押さなかった
「本当にまだ見えているんですか
」
「見えん もん・・
」
「見えなくなったらボタン押してくださいね
」
「今度は左 行きますよ~」
おじいちゃんは目ではなく首を動かし顔でマークを追った
「目だけ動かして 顔は真っすぐに
」
「これ最後ですから 行きますよ~」
おじいちゃんは すぐにボタンを押した
「まだ動かしていません 正面に見えているでしょ
」
「うん こりゃあ よ~く見えるわ![]()
」
「・・・ ・・
」
こりゃあ 検査にならんな
自動車学校のコースは45年ぶりに走った。
高齢のお姉さんの運転を後部座席で見ていたが
「はい 左に寄って停止して下さい」
「せ~~んせ
わかりました~~
」
「な・・何で 右に寄るんですか
」
止まるとこないのに・・
こりゃあ 褒めたくとも褒める機会がほとんどないような・・
野人23歳 自動車学校で仮免試験の時だったか・・
クランクでコーナーの旗にコン・・と当たり旗が揺れた
リラックスしていた隣の教官が・・
「ん ん~~
」
と 体を起こした
「気のせいじゃ
気のせい そうじゃな
」
「う・・ うん ・・」
教官は風で少し揺れる旗を横目で いつまでも追っていた
首を傾げながら 風ないし・・
自動車学校って 結構面白いな 笑いがあって
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