フルーツジャングル防風林計画1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

石垣島初日に土人農園を見たが、ジャングルと言った方がふさわしい。

大木が繁り、その合間にマンゴーやバナナ、パパイヤやドラゴンフルーツが細々と植えられている。

防風林がなければ果樹や野菜はひとたまりもないと言うのはこの地の常識、他の果樹園も防風林に守られ、それらが占める面積は相当なものだ。

風速60mの暴風に耐えられなければならず、本土の暴風林の概念とはまったく異なる。

まずこの非効率性を何とかしなければならない。

サトウキビ畑に防風林がさほど必要ないのは木が細くても密生しているからだ。

野人が昔住んだ奄美近海のトカラの島々もそうだが、山の木はなぎ倒されて育たず、麓から山頂まで琉球竹が密生していたが、見方によってはサトウキビのようなものだ。

土人農園の周囲もそうだが、同じように細く小さくても密生はしなやかで強靭だ。

つまり、防風林は大木ではなく、バナナ、パパイヤ、マンゴーなどを混生密生、「フルーツジャングル防風林」にすれば良い。

果樹の第一目的は「収穫」ではなく「防風林」であり、それを前提に剪定して適度な隙間を作り、「可能な限り」収穫するのだ。

台風時期は出来るだけ隙間を密にして、それ以外は空間域を広げて実成りを優先する。

バナナやパパイヤは風表が少々なぎ倒されても再生、成長が早くどうと言うことはない。

防風林が完全に突き破られないように「構造力学」の思考で二重三重構造にすれば良いのだ。

土木建築だけでなく、船舶設計における船底の「水密隔壁二重構造」のようなものだ。

座礁や魚雷で船底にでっかい穴が空いても簡単には沈まない。それまでは・・・一個の穴で・・いとも簡単に沈没・・

人の知恵と技術次第で船の運命は変わる。

さらに強度を補う為に、つる性のパッションフルーツやオオイタビなどを絡めれば「ロープ」でがんじがらめに補強したことになる。

石垣島の協生農園計画はまず防風林に生産性と強度を持たせることから始まった。


続く・・



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