伊藤家の食卓 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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先日、伊藤家をムー農園に招いた。

伊藤家は野人が最も大切にして来た一族で、恩義を忘れることはない。

野人はヤマハに20年以上お世話になったが、入社時よりお世話になっていた。

昨年他界した人物は最初から野人を最も理解し、大切にしてくれた。

生まれて初めて心から頭を下げた人物なのだ。互いに男として認め合っていた。

そしてヤマハリゾートの社長として迫力ある采配を振るった。

その奥さんも野人を大切にしてくれた。

忘れないのは「主人を頼みます」と手編みのセーターを編んでくれたことだ。

引退してからもずっと野人は旨いものを届けた。魚であり、猪であり、野人が届けるものと言えば獲ってきた食い物しかないのだ。そして上がり込んでカミさんに必ず旨いものを食わせてもらった。

死に目にも会えず、通夜には出たが葬儀には出れず泣いた。

野人の会社の株主になっていたが、亡くなってからは奥さんが引き継いでくれた。

この一年間は多忙で何も出来なかったが、やっと農園に招待出来たのだ。

嫁も孫達も夢中になって野菜がり、生で食べては「美味しい~!」を連発、漬物用の野沢菜もどっさり持ち帰っていただいた。サラダ用スズキの生ハムも添えて・・

これからは毎月一度は招待することにした。野菜を届けるより自分で採ったほうが楽しい。

それできっと孫のアトピーも治るはずだ。