12月のアケビ 種が糞詰まりにならない簡単な理由 1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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12月にアケビが食べられるとは思わなかった。10月半ばに採ったアケビをナイロン袋に入れて冷蔵していたのを忘れていたのだ。

駄目かと思って開くと、丁度食べ頃に割れて変色もしていない、たいした生命力だ。

割れたアケビから食べ、そうでないものはそのままにしておいたのが良かった。常温だったら1週間もしないうちに開いていただろう。

このアケビを採った時の山の状況を思い浮かべながらいただいた。

アケビは10月の味で、自然な甘さで美味しい。種がほとんどで食べるよりも舐めて種を吐き出すほうが多いのだが子供の頃から食べ慣れた味だ。野人の家は食品店でお菓子も豊富だったが、それよりもこのアケビや野イチゴやシイやクワやマキの実のほうが比べ物にならないくらいご馳走だった。

それらを原人の食べ物と認識する母は、「またそんなものを採って来て・・」と、まるでネズミを獲って来る猫のように野人を見てため息をついていた。親としては「文明人」になって欲しかったようだ。

アケビについては、「種だらけだからウンチが詰まるよ」と言うのだが、種ごと飲み込んでも詰まるわけない。

理由は簡単だ。

アケビなど木の実の種の大半は鳥に食べさせて運ばせるのが目的で、鳥のコーモンは人間よりもはるかに小さいからだ。それに・・

人間のようにあんなデッカイうんちをする鳥はいない。だいたい、うんちが重くて・・重たくて・・飛べないだろうが・・・・