ボロボロの破れ蝶 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

おい・・それは セロリだ

野人エッセイす

そりゃあレタスだ  キャベツは あっち・・
野人エッセイす

レタスで・・いいのか?
野人エッセイす


最近の寒さで急に蝶を見なくなった。

野人農園には蝶が多く、春には無数に乱舞している。

当然キャベツやブロッコリーなどアブラナ科の野菜には卵を産みつけるが一向に迷惑はしていない。

収穫には困らないし、ここで青虫が蝶になるのは至難の業だ。

無数の鳥達に見つからず生き延びられるのはどれくらいいるか。


農園の野人の元へ、ヨタヨタと一匹のモンシロ蝶が飛んできて足元のセロリにとまった。

非常に弱っていて、羽はボロボロで穴まで空いていた。

まるで破れ傘で、よく飛べるものだと感心する。

ここから出ることは無理だろう。

それ以上飛ばなくていい・・ここで生を終えれば良い。


子孫は引き受けたと言いたいのだが、それは野人にも無理だ。

自然循環の中では成るようにしか成らない。

他の虫も鳥達もここではスタッフだ。彼らも懸命にここで生きている。

これからエサのない冬場を生きぬくには青虫も他の虫も必要なのだ。

冬場を耐え抜き、春には花が咲き乱れ、草も虫も鳥も一斉に活気溢れる。

その時にまた会おう。