今日は遅くなった、千葉から夏に来た同級生が、今度は3世帯10人でやってきたのだ。北西の強風で釣りは明日に延期したが、夕方からドンちゃん騒ぎ。食って食って、食いまくっていた。アワビにサザエ、ヒオウギ貝、牡蠣、大アサリの炭火焼、サワラのタタキにアオリイカの刺身。タコとヨシエビの天ぷら、活きたヨシエビの踊り食い。牛焼肉、最後は野人特製のカレーまで食っていた。生ビールも焼酎もガバガバと。
イケスには野人個人の非常食「ワタリガニ」が3匹いたが、皆食いたそうな目でこちらを見た。「食いたい人手を挙げて」と言うと全員手を挙げた。まるで人間バキュームみたいな奴らだ。仕方なく二匹を差し入れした。これは生き残りの一匹だ。
しかし、腹が減った。話してばかりで食うのを忘れていた。残りの一匹が野人の夕食だ。
しばらく外に出していたらブクブクと泡を噴いていた。カニは甲羅のすぐ下にエラがあり、魚と同じようにエラ呼吸する。爪の根元の吸水口から水を取り入れ、口の排水口から出す。陸の時間が長くなり酸欠になると甲羅の中の水に粘り気が出て、呼吸のたびに泡を噴く、つまり酸素欠乏症の状態だ。水に入れればすぐに復活する。陸のカニはやや進化して、甲羅の中である程度は水を循環させているが、限界になれば同じように泡を噴く。酸欠で噴いた泡の中でカニが手を動かしているところから「あわてふためく」と言う言葉が生まれた(笑)。人間だって酸素が切れればカニと同じように泡を噴く。
ワタリガニの由来は、後ろ足が水かきのようになっていて、これで一斉に海面を泳いで移動する時期がある。その様子から「ワタリガニ」と呼ばれるようになった。学名は「ガザミ」だ。ガザミの仲間はこの本ガザミの他に、タイワンガザミ、ジャノメガザミ、1キロを超えるノコギリガザミがある。浅い砂場を好み、その食性から、深海のズワイガニやタラバガニ、ケガニより味ははるかに濃厚だ。味はガザミが一番と評価する人は多いが、野人もその一人だ。大きなものはたまらなく旨い。このガザミは500gと大型、さっそく焼いて食べた。夕食はガザミ一匹とパンと牛乳とコーヒー。これで十分だ。
しかし・・・本当に旨いなあ・・このガザミ。君達も食ってみたいか?
