猫の爪カヅラ 面白い爪 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは



地方によってはネコノツメカヅラ、ネコヅメカヅラとも呼ばれるが、学名はカギカヅラでアカネ科のつる性植物だ。普通のつる性植物が細長いツルを巻きつけて上ってゆくのに対して、カギカヅラはネコの爪に似た独特の硬い鉤を枝に引っ掛けて木に這い上がって行く面白い植物だ。何時頃こんなことを考えて進化したのだろうか。爪は漢方薬としても用いられ、生薬名は「釣藤鈎」チョウトウコウと呼ばれ、高血圧のめまいや鎮痛に効果があるとされている。写真は地上から十メートルの高さまで杉の木を覆い尽したカギカヅラだ。爪は木に絡むだけでなく、互いに固定しあってブッシュになり、有刺鉄線みたいに強固になって、台風でもビクともしない。野人はこのカギカヅラやクズのブッシュから学んでトマトや豆類のブッシュ栽培を始めた。ネットも棚も必要なく、風雨にも強い。枯れたらそのままうねのマルチ効果がある。豆の場合は密生させると土中の窒素肥料が増えてゆく。耕さず、土が肥えて、棚がいらず、マルチになって微生物を増やす。こんな良いことはない。自然界から学ぶのは楽しいものだ。