カワラナデシコ
ハマカンゾウ
ハマヒルガオ
海のしぶきをかぶり、まともに土もないような急斜面の岩肌にも植物は花を咲かす。たいしたものだと感心する。波打ち際の砂浜でもツルナ、オカヒジキ、ハマボウフウ、ハマゴウ、ハマダイコン、ハマエンドウ、ハマヒルガオなどが逞しく育つ。おせじにも肥沃な土とは言い難い。土ではなくて塩の砂だ。海水から養分をもらっているとしか言いようがない。植物は海藻から生まれた。水から陸へと両生類が誕生したように、浜辺の植物は海から陸への両性植物なのだろう。陸から流れてきた養分水分と海水からの養分で生きている。
彼らは濃い塩分にも耐えられるが、普通の植物は枯れてしまう。淡水魚を海水に入れるのと同じだ。魚類や甲殻類にも海と川を行き来する種は多い。植物も動物もその本質は同じでルーツは海にある。植物を構成する元素、人間の体液の濃度、比重。海は全ての生き物の故郷なのだ。産卵の為に川を上る、海に下る魚類の営みだけでなく、鯨やイルカ、海水ごとエサを飲み込む海鳥や、海浜植物を観察するたびにそれを強く感じてしまう。つまり海水の構成物質であるミネラルを好まない生き物はないと言うことだ。だから海水を薄めて野菜にかけると活力がみなぎるのだ。人が介入してバランスの壊れた土壌はわけのわからない病気も蔓延、見かけは立派でもビタミンや栄養分などの中身が伴わないから虫の攻撃も受ける。いまだに連作障害の原因も対策もわからない。無限にある天然活力液を人は何故もっと利用しないのだろう。お金を払って多様な製品に飛びつく必要などない。


