男は緑地公園のベンチで寝ていた
ベンチの横の細道は 林の奥まで続いていた
たまに 色々な人が細道を通ってゆく
宮沢の賢ちゃん 石川の啄ちゃん 皆 素晴らしい
松尾のバショちゃんの俳句にも 惹かれる
今頃 天国でどうしているのだろう
バショちゃんに思いをはせていると
スズメではなく ハトが数匹 近寄ってきた
何処かの奥さんが通りがかったので ハトに・・
「はとぽっぽ・・そこのけそこのけ 奥さん通る」
・・・・
平社員らしき者が 上司に叱られながらもヨイショしながら通った
「やれ打つな ヒラが手をする ゴマをする」
・・・・
若いOL達が通ると また 一句
「我と来て 遊べや 彼のないムスメ」
・・・・・
ベンチの反対側の木陰を見ると そこには・・
夕べの 歴戦の跡の置き土産が・・
「夏草や・・・スキものどもが・・夢の跡」