丁度、アキグミの花が咲いていた。普通のグミは6月頃に熟すがアキグミは11月で、実は小さくて丸い。ビッシリと鈴なりに実がつき、渋みが抜けると一斉に鳥が来て食べ尽くすから鳥と競争だ。グミに限らず「渋み」は植物が未熟な果実を守る為の生きる知恵だ。「まだ食べては駄目ですよ」と言う信号で、鳥は渋みを感じる事が出来る。人間にとっても渋みは「食うな!」と言う合図なのだ。果実が出来上がると逆に鳥に食べて種子を運んでもらいたいから「果肉は甘いよ こっちきしめ~ん!」と一斉に鳥を呼ぶ。人間はその場で種を吐き出すか、加熱するか、種をゴミ箱に捨ててしまうから招かざる客だろう。グミの中ではアキグミは甘くて食べやすいほうだ。しかも実は小さくても量が半端ではない。ジャムや果実酒など多様に使える。どちらかといえば海岸近くに多いグミだ。よく庭に植えられるのはビックリグミという大型の実になるものが多いがなかなか渋みが抜けない。その他美味しいグミにナワシログミがある。海岸線にはツルを伸ばすツルグミ、マルバグミなどグミの種類は幾つかある。グミの葉の共通点は、裏が銀色の乾いたコールテンのような独特の光沢があるからすぐにわかる。同じような葉をした類似植物は他には見当たらない。グミと言っても最近はグミのお菓子しか知らない子が多い。