サクランボが食べ頃に | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

農園のサクランボが食べ頃になってきた。真っ赤に熟れたサクランボは美味しい。オレンジ色は二日経てばもっと甘くなる。サクランボの木は5種15本あるが果樹園ではない。ユスラウメやキンカンなどと共にすべて畑のうねの真ん中に配置している。夏は適度な木陰を作り、下には半木陰を好む野菜がびっしり、幹の占める地面などしれているから邪魔にもならない。秋からは木の葉を落とし微生物を集め腐葉土になる。花も実も楽しめて寒冷紗にもなり、虫や鳥のフンを集める「畑の給餌木」の役目も担っている立派なスタッフなのだ。畑を耕す・・という前提なら邪魔になる木も、耕さなければこんな便利なものもない。幅1mの永久巨大うねの中心にはすべて低木が配置されているから見る人にとっては「何じゃこりゃ!」と驚愕する農園だ。そろそろユスラウメも熟してくる。冬はキンカンがたくさん実った。通常の果樹園の面積当たりの3倍以上の果樹があるが、果樹園ではない。あくまで主役は畑であり、ピラミッド農園なのだ。土の給餌木、木陰作りが最大の目的でそのように剪定管理する。実の収穫は3番目であまりアテにはしていないが実れば嬉しいものだ。ビワ、ザクロ、モモ、ジュンベリー、ポポー、グアバなど全果樹があるが、他にもローリエ、ニッケイ、アーモンド、ナツメ、クワ、タラ、コシアブラ、ウグイスカグラ、お茶、甘茶など面白いものもたくさんある。その総数は一反の広さに100種近く300本以上だ。常識では考えられないから視察に来た人は必ず首を傾げる。これからの農業を救うのは「自然の理に適った発想の転換」だ。