ニュース、もう老人の父親が中年の息子に手をかけた。
裁判では母親は旦那を庇った。
いずれは家庭内暴力で殺され兼ねなかったとか。
殺された息子も、殺した親も不幸な話だなとは思うけど。
化け物みたいに育てたのは両親だろうに。
息子にも責任はあるけど。
親子でいくつでも、殺されたり殺したりは悲しいより、虚しいと感じる。
親子、と言うとこの話によく出る姉の話。
姉は大雪が降って積もった夜に「躾」で裸足にされて家の外に出されたという。
暫くは玄関で立っていたらしいが、開けて貰えなさそうだと判断した。
その時の姉の年齢は小学低学年。
どうしたかというと、徒歩5分程の公園へ行って遊んだらしい。
羽織るものもなく、薄着で裸足でブランコ独り占めしたと淡々と話された。
足先や指先の感覚が無くなった頃に、母が探しに来た。
何故家の敷地以内に居ないのか、怒られたらしい。
姉はその時にいつか親に殺されるのだと思った。
姉が両親を見限ったのはこの事が原因だとか。
悲しいと思うのは、母に理不尽に怒られても。
姉が母を死んでからも愛していた事実。
きっと母になら殺されても良かったのだろう。
むしろそれで母を独り占めできたら幸せだった。
歪む姉には付いては行けない。
母が病死して告別式まで気丈だった姉は、親戚一同が火葬場に向かう所で「母がいない、二階だから呼ばないと」と勘違いしてから、誰の告別式だよ?と自覚。
崩れ落ちて一人では立てずに泣き喚いた。
感情は出した方が楽になれる。
私は姉の壊れっぷりを見て、泣けなくなりその後7年も一度も泣けなかった。
姉は子供が出来たら、最大級の理性を働かして虐待しないと言っていた。
それは無理だから生まないで、と密かに思っていたのは私だ。
親が子供を、子供が親を。
どちらでも虚しい悲劇だ。
その極限まで追いつめられた時に、逃げ場所は無かったのか。
まさか死ぬとは、まさか殺されるとは、思ってなかったって、後から思うのはもう間に合わないよ。