「まっ。時間や場所を設定して、恋愛感情を持つ男女が会う。事が、デート。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ  「そうですよね~~。」
睦美。

「会社に行けば、とにかく、時間に縛られる。まっ。確かに、仲間と一緒に仕事が出来るのは楽しいけど、家で仕事が出来るって意味では、俺にとっては芙美花が一番だから。」

睦美、その声に頷きながらも、
「うんうんうん。」

耀司、
「…って言うか。」
可笑しがりながら、
「デートって言われても…。」
ニコニコと顔を傾げて、
「週の半分は、睦美さん、ここに来てますから、これも。」
また顔を傾げて、ニコリと右目を歪ませながらも、
「もしかして、デートに…???」

瞬間、睦美、スプーンを持った指で鼻に、
「あは。もしかしたら、デート…???」

耀司、ニコリと。
「…に、なりません…???」

瞬間、睦美、にこやかに眉間に皺を。可笑しがりながら、
「ん~~~。…ははは。」
語尾を上げて、
「どうなんだろ。」
ニコニコと。

「まっ。確かに。」
耀司。
「時間や場所を設定して。」
語尾を強く、
「恋愛感情を持つ男女が会う。事が、デート。…では、あるけどね~~。…けど。今、こうして、会ってるし~~。…それに、ご飯も一緒食べてる。でぇ~~。何、この1ヶ月近く、ねぇ~~。睦美さん、ウチに来てくれてる。これって、傍から見れば、ちゃ~~んとした、立派なデートだよね~~。」

話を聞きながら睦美、嬉しそうに、
「はははは。うんうんうん。そうかも~~。」

「…って言うか、汐梨から言わせると~~。これで、たまにはふたりでどっか、出掛けたら~~。に、なっちゃう。おまけに、家でばっかり会ってないで~~って。」

可笑しがりながら睦美、
「うんうんうん。汐梨さん、そんな風に言いそう~~。」

耀司、口をへの字にして、
「でしょう~~~???…絶対にあいつなら言うよ。」
そして耀司。
「ま。当然の事ながら、芙美花も、そうだけどね~~。あいつも、そんな風に言う。絶対に。」

睦美、
「芙美花さんが…???」

「あぁ。…とにかく、睦美さんに会いたい、いつも一緒にいたいって、言ってるから。」

瞬間、睦美、目頭が熱く。思わず胸が…。

そんな睦美を見て耀司、
「……。」
そして、睦美を見て、
「睦美さん。」

睦美、耀司を見て、思わず両頬を両手で。
「あ、はい。」

「今日は。」
そして睦美にペコリと。
「ありがとうございます。」

瞬間、睦美、右手を振って、
「あぁ。いえいえ。」

耀司、
「そして。…これからも。」

睦美、耀司を見て。

耀司、ニッコリと。
「よろしくお願いします。」
またペコリと。

そんな耀司を見て睦美、瞬きながら、
「あ。はい。」
そしてペコリと。
「こちらこそ。よろしくお願いします。」

耀司、ニコニコと。
「はは。」
そして、
「まっ。時間や場所を設定して、恋愛感情を持つ男女が会う。事が、デート。…では、あるけど。いろいろなデートの形も、あるだろうけどね~~。まっ。一概には…。」

睦美もニコニコと。
「えぇ。100組の恋人同士がいれば、100通りのデートもあるかも。です。」

耀司、
「あ、それ。その表現、いいね~~。」

「誓から聞きました。」

「さすがは誓さん。」
耀司、
「…って言うか。」
そこまで言って耀司、
「あ、ごめんね。…ただ。俺が知っている、デートと、言われても~~。祐里子から誘われて行った場所しか、分からないからな~~。」

すると睦美、
「ふん。…私の場合は~~。」
顔を傾げて…。
「あ。でも…。…もしかして…。私の方こそ、耀司さん以上に、デートの経験…ない。かも。…とにかく、デートと言うかぁ~~。その殆どが~~。スタジオ。」

耀司、
「あ、あ~~、そっか~~。バンドマン、だったんだもんね~~。」

睦美、コクリと。
「はい。…出会った頃は、もぅ~~。プロのミュージシャンでしたから~~。休みなんて、もぅ~~、ランダム。自宅とスタジオかステージの往復。自宅と言ってアパート。ううん。もぅ、アパートは、とにかく、寝に行っているだけ。…一度だけ、アパートに行った事、あるんですけど。な~~んにもなくって~~。」

耀司、その話に、
「うそ。」

睦美、頷いて。
「だから、本人も、あまりアパートでは会いたくなくって。でも。音楽は続けないと。…だから、会うのはまず、スタジオ。で、バンドの人たちも、気を遣ってくれて、私が行くと、優しく、じゃあな、頑張れよって。スタジオから出て行く。そんな感じ。」

耀司、
「そうだったんだ~~~。」

すぐさま睦美、
「あ。でも…。逆に~~。何処行きたいって。だから、逆に私に聞かれても、私も。」
眉間に皺を。申し訳なさそうな顔で、
「私も知らないし、分からないから…。」

耀司、そんな睦美を見て、
「かかかかか。…確かに。」

睦美、
「だから~~~。…もし、ふたりで、何処か、出掛けるのだったら~~。耀司さんの。」

耀司、その声に、
「うん。」

「亡くなった奥様と一緒に、行った場所でも…。」

瞬間、耀司、フィンガースナップ。
「あ。それだ。」








ママでいい…。   vol,311.  「まっ。時間や場所を設定して、恋愛感情を持つ男女が会う。事が、デート。」

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