「とにかく、美味しい料理を作ってくれた人に、感謝。それが誰であれ。」
ニッコリと耀司。
そんな耀司に睦美、ニッコリと。
すると、睦美のスマホに着電。カウンターのバッグに。
睦美、画面を見て、
「晄史。」
耀司、
「おぅ。久し振り~~。」
睦美、スマホを耳に、
「もしもし、晄史。」
そのまま椅子に。
スマホから、
「姉さん、芙美花さん、インフルってかあさんから聞いてビックリして。」
「あん。」
耀司をチラリと見て、
「うん。レッスン、終わって、そのまま、買い物して高井戸家に。まだ、38度台。」
晄史の声、
「え~~~~???…インフル、流行ってるって聞いたから~~。」
「うん。」
睦美。
「…で、今、汐梨さんとも電話したんだけど、汐梨さんもインフルで。」
「え~~~!!!」
そして晄史、傍にいる誓に、
「汐梨さんも、インフルなんだって。」
誓、その声に、
「うそ。」
ふたりは今、正に会社を出ようとしていた。
睦美、
「誓も一緒。」
「あぁ、今から会社出るけど。…雨、降って来た。」
睦美、目をパチクリと、
「雨。」
耀司、
「へぇ~~。こっちは…、まだ。」
睦美、
「こっち来て、すぐに芙美花さん熱測って、着替えして、お粥とヨーグルト。」
そして、
「うん。みんな、食べてくれて。」
相合傘で晄史と誓。
晄史、
「へぇ~~~。そっか~~。とにかく、芙美花さん、お大事に。だね~~。それから、汐梨さんも~~。」
睦美、頷きながら、
「うん。」
そして、耀司を見て、
「あ。ちょっと待ってね~~。」
そして、耀司にスマホを。
「晄史です。」
耀司、
「サンキュ~~。」
スマホを受け取って、
「もしもし、晄史さん。」
晄史、
「あ。」
ニコニコと、
「高井戸さん。かかかかか。」
耀司、スマホに、
「何か、声聞くの、久し振りなんですけど。」
ニコニコしながらの晄史。
「ですよね~~。ははは。…でも、ほら、この前、ライブハウスで。」
耀司、口を大きく、
「あぁ。はははは。そうだった、そうだった。」
すると、スマホに、
「誓もいるよ~~。」
晄史、スマホをスピーカーにして、誓に。
高井戸に誓、
「こんばんは~~。」
耀司、誓に、
「こんばんは~~。」
「今日の夕食は何ですか~~???」
耀司、スマホに、
「睦美さんが、カレー、作ってくれました~~。凄く、美味しい~~。」
誓、
「わ~~お。カレー~~。」
晄史を見て、
「ははは。美味しそう~~。」
耀司、
「ふたり、今、何処ですか~~???」
誓、スマホに、
「あ、はい。会社を出たところなんです~~。今から、駅に。」
「何やら、雨。」
スマホから誓の声、
「そうなんですよ~~。だから、私の傘に晄史と一緒に。」
耀司、微笑みながら、
「相合傘ですか~~。」
誓、嬉しそうな声で、
「そうですよ~~。」
耀司、スマホに、
「羨ましそうですね~~。」
すると誓、
「な~~に言ってるんですか~~。高井戸さんもお義姉さんと~~。」
そこまで言って、僅かに顔を傾げて、
「あ。でも、ふたりの場合は、車か。はははは。」
耀司、その声に、
「ははははは。」
誓、
「しっかりと、お義姉さん、離さないでくださいね~~。ちゃんと、しっかりと、デートしてくださ~~い。」
思わず耀司、照れながらも、
「いやいやいや。言われてしまいましたね~~。」
そんな照れた耀司を見て睦美、ニコリと顔を傾げて、
「うん…???」
そして誓、
「あ。芙美花さん、お大事に~~。インフルって。」
耀司、
「えぇ。…まっ。でも、明日にでも熱が下がったら、受診、しますんで。」
スマホから、
「は~~~い。じゃ、お大事に~~。」
晄史も、
「お大事に~~。」
耀司、
「ありがとうございま~~す。」
そしてスマホを睦美に。
睦美、
「はい。」
そして、スマホに、
「じゃね~~。」
スマホに、晄史、
「うん。分かった。ごゆっくりとどうぞ~~。」
その声に睦美、口を尖らせて、
「もぅ~~~。」
けれどもすぐにニッコリと。
「はいはい。」
通話は切れる。そして睦美、
「ふん。」
テーブルにスマホを置いて。
耀司、
「神宮前は雨か~~。」
睦美、
「誓に、何か言われました…???」
耀司、思わず、
「うん…???」
そして、
「かかかかか。しっかりと、お義姉さん、離さないでくださいね~~。ちゃんと、しっかりと、デートしてくださ~~い。って。」
その声にニコニコと睦美、
「ははは。」
耀司、カレーを食べながら、
「まま。…ん~~~。」
すると睦美、耀司を見て、
「うん…???」
耀司、チラリと睦美を見て、
「いや。まま。…デートって言われても~~。何て言うか~~。俺の場合、リモートしていると、何て言うか…。…毎日が仕事…???…時間に縛られている訳じゃないから。…だから、汐梨から家事の特訓を受けながらも。…それでいて、仕事が出来ている。…それが、今のライフワーク。」
睦美、話を聞きながら、
「うんうんうん。」
「そういう意味では~~。結局のところ、お客さんにも、恵まれている訳だけど…。」

ママでいい…。 vol,310. 「とにかく、美味しい料理を作ってくれた人に、感謝。それが誰であれ。」ニッコリと耀司。
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