耀司、一仕事終えてお風呂に入り、パソコンでメールをチェックして、
「ヨシ。OK~~。さてと。」
の、瞬間に、ラインの通話音。
「おっと~~~。」
画面を見て、応答ボタン。
スマホから、
「もしもし。睦美です。…今、時間。」
耀司、
「あ、うん。はは。大丈夫です。仕事も終了して、お風呂にも入って、これから寝ようかと。」
睦美の声、
「すみません。こんな遅い時間に。」
耀司、時計を見て、零時を少し回っている。スマホに、
「あぁ、いえ。…で…???」
「あ、はい。実は、お知らせする事があって。」
耀司、その声に、
「おや。」
リビングの定位置でスヤスヤとバセット。
ルンバもルンバでリビングの入り口、クッションの上で無機質に。
そして2階でも芙美花はグッスリと。
耀司、スマホを耳に。そして、
「え…???…うそ。ははは。えええええ。マジですか。はは。」
こちらはまだパジャマ姿に薄ブルーのロングニットカーディガンの睦美。ニコニコと、
「はい。そういう事になりました。なっちゃいました。」
耀司、スマホを耳に、
「えへ…???…凄い、凄~~い。えへ~~~。ピアノ講師~~~。何とまぁ~~。へぇ~~~。…あ、で、いつから…???」
睦美、
「うん。事務局長の話しからすると~~、2週間後、辺りから。もぅ、新しい事務局員の目途も付いてるって。」
「そっか~~。ピアノ講師。」
「はい。…あ。それから、木守さん。汐梨さんから頼まれていたセレモニーの方。」
耀司、
「あ、うんうんうん。」
「そちらもOKです。…と、言うより、逆に、事務局長からも教室長からも是非って。」
耀司、今度は、
「わお~~。」
「本当は、汐梨さんにも伝えたかったんですけど麻沙美ちゃんいますから、もう夜遅くって。」
その話に耀司、
「あ~~。うん。明日で充分。…なんなら、俺から汐梨に話しておく…。あ、いや…。別に時間もあるだろうから、睦美さんから直に汐梨に。…の、方が、いいね。」
睦美、スマホを耳に、コクリと。
「はい。分かりました。」
耀司、嬉しそうに、
「いやいやいや。とにかく素晴らしい~~。天晴だよ、うん。」
スマホから睦美の声、
「あ。天晴。意味分かります。」
「ほんと…???」
「うん。驚くほど素晴らしいという事。」
その声に耀司、
「ははは。うんうんうん。その通り。あ、けど。…って事は、これからは、事務局に行っても、睦美さん…、いない、訳か。」
瞬間、睦美、
「あ。…確かに~~~。」
「…と、言う事は~~。事務局、少し、様変わり。…でぇ~~。睦美さんもこれから、ピアノ講師になれば…、時間的に~~。」
「あぁ。」
睦美。
「そぅ…、なります…ねぇ~~。あ。…でも、講師の仕事が終われば、今まで通りに、寄りますけど。うん。…ただ、時間的に、何時になるかは、これからですけど。」
耀司、その話に、
「了~~解です。」
「晄史たちに話したら、他に話す人、いるんじゃない…???…って。」
耀司、ニコニコと。
「はは。」
瞬間、
「あ。はは。晄史さん、誓さん元気…???…正月から会ってないから。」
「えぇ~~、元気です。相変わらず。」
耀司、ニッコリと。
「うんうんうん。よろしく言ってください。」
「はい。分かりました。じゃあ~~。ご報告という事で。」
「うん。ありがとうね。風邪引かないように。」
「ありがとうございます。じゃあ、おやすみなさい。」
「おやすみ。」
通話は切れる。耀司、スマホを両手で持って、
「へぇ~~~。ピアノ講師。いやいやいや。」
頭を振りながら、
「凄いや、睦美さん。大したもんだ。」
睦美、絨毯のクッションから立ち上がり、
「ふぅ~~~。」
ベッドに入り、そして、ラインの高井戸の画面に。
「おやすみなさい。」
翌朝。リビングに入るなり耀司、キッチンの芙美花に。
「おはよ。」
芙美花、フライパンに卵を。
「おはよう~~~。」
耀司、
「ビッグニュース。」
その声に芙美花、思わず父を見て、
「へっ…???」
耀司、いつも通りにパジャマのままでテーブルに、
「昨夜ね。もぅ、零時を回ってたけど~~。睦美さんからライン通話が来てさ。」
芙美花、
「あ、うん。…って、珍しいね、そんな遅くに。」
「…って、言うか、その前に電車からラインは来てたんだ。」
「あ~~、うんうんうん。」
「でね。」
耀司。
「何と。睦美さん、ヨシカワの、ピアノ講師になるんだと。」
いきなり芙美花、
「うそっ!!!」
「昨日、そういう話になったらしい~~。」
芙美花、
「え~~~~。うそうそうそ。凄~~い。」
「睦美さんのピアノの師匠…、って言うか、小白川先生っているんだけど~~。ほら。子供合唱団で子供にお礼ってピアノ弾いてくれたピアニスト…???」
芙美花、コクリと、
「あぁ、うん。」
「その人が、今度、本格的に海外で活動する事になってヨシカワ、抜ける事になったらしい。…で、その後任だって。」
「へぇ~~。」
芙美花、目玉焼きを皿に。
「凄~~~。」
「それと、同じく、汐梨のセレモニーもOK~~。」
芙美花、ニッコリと。
「わぁ~~~。」

ママでいい…。 vol,236. パジャマ姿に薄ブルーのロングニットカーディガンの睦美。
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