「…って言うか、期末、テスト。それ以前に、私としては、気になっちゃうよ。おとうさんと睦美さん。…これから、付き合うってなって…。…けど…。おとうさんの事だから、これからどうやってって。」
芙美花。
その話に耀司、申し訳なさそうに、
「う、うん。…悪いって、思ってる。」
芙美花、
「私ね。」
そんな芙美花を見て耀司、
「うん…???」
「先生に相談した。」
いきなり眉間に皺を耀司、
「先生に相談した…???」
そして、顔を捩じらせて、
「はっ…???」
「だ~~って~~。おばちゃんに言おうって思っても~~。時期が時期で、おばちゃんも期末であんまり神経…。…ん~~。だから~~。いっその事~~。担任に~~。」
耀司、すぐさま、
「清水先生に…???」
芙美花、コクリと。
「うん。」
そして、
「だ~~って~~。友達だって、私の事、気遣ってくれて~~。一緒に勉強しても~~。」
耀司、
「あ、あ~~~。うんうんうん。確かに。友達ん家でな。」
そこまで言って耀司、
「へっ…???…と、言う事は、おま、友達に今、ウチの事。」
芙美花、コクリと。
「話した。」
耀司、途端に口を開けて捩じらせて…。
「だって。前に進まない。」
芙美花。
「私だって、頭では期末。…なんだけど~~。…当然、それ以上に、おとうさんの事、気になるでしょう~~。…だから、その事が…。」
口を尖らせて芙美花、
「あん。もぅ~~。頭の中で、あぁだの、こぅだの…。でぇ~~。そんな事、考えてりゃあ、友達に、芙美花、どうした…???…って言われるじゃん。…だから。」
耀司、そんな芙美花を見て、
「あ、あ~~。…う、うん。確かに。」
すると耀司、頭の中で、汐梨の顔が、
「兄さんが悪い。芙美花に、そこまで心配させて~~。」
そんな風に言っている顔が…。
「だから、私、先生に。」
耀司、口を噤んで。
芙美花、目を見開いて、
「そしたら。」
耀司、その声に、
「うん…???」
「最初、先生にぃ~~。おとうさんはおかあさんをデートに誘った事、ないって、言ったの。そしたら先生。じゃあ、どうやってって、聞くから、おかあさんから一方的におとうさんをデートにって、私言ったら、それなら、今度はその逆をやればいい。」
瞬間、耀司、
「えっ…???」
「けど…。」
芙美花。
「でも、一度も女性をデートに誘った事がない人に、その逆をやればいいって、これ…、かなりしんどい。って。」
耀司、頭の中で、
「…凄いな先生。汐梨と同じ事…。」
「そしたら先生。」
芙美花。
「こういうのは、条件が整って、いれば、こそ。なんだけど~~。お見合いってあるでしょ。」
耀司、コクリと、
「あぁ。」
「お見合いの場合~~、誰か、その人を知っている人がいれば~~。その人に頼んでみる。とか。それでおばちゃんの事。」
「お、おぅ~~。」
芙美花、父に、
「だから、さっき、おばちゃんから後押しって。ウェディングプランナーなら申し分なしって。」
耀司、話を聞きながら、
「凄ぇな、先生~~。芙美花の担任…???…清水先生。」
芙美花、コクリコクリと。
「うんうんうん。」
そして、
「でも…。今、おとうさんからその話聞いて、私の方がびっくりした。」
「うん…???」
耀司。僅かに顔を傾げて。
「もぅ、おばちゃん、それ、やってたんだ。」
「あぁ。数時間前にな。しかも、俺も本人の睦美さんもここにいて。」
「凄いや、おばちゃん。…じゃあ~~。」
耀司、
「あぁ。…多分…。」
芙美花、ニッコリと。
「はは。やったね。」
そして芙美花、
「あ。…でも、この事って、晄史さんには。」
間髪入れずに耀司、
「あぁ。もぅ話したって。誓さんにも。多分、睦美さんのおかあさんも知ってると思う。」
「そっか~~。」
そして芙美花、ニコニコと。
「あ~~~。」
両手を高々と天井に向けて、
「な~~んか、スッキリした~~。」
耀司、そんな芙美花に、下唇をビロンと。
「はいはい。どうも…。心配、お掛けしております~~。…と、ごちそうさま~~。う~~。旨かった~~。」
芙美花も空になったお皿を見て、
「うん。美味しかった。」
耀司、自室に戻りスマホを。いきなり、
「わお。来てる。」
ラインを見て、
「今日は、ありがとうございました。ゆっくりとおやすみください。」
そのメッセージに、
「いえいえ。こちらこそ、ありがとうございました。よろしくです。送信。」
すぐに既読。
睦美、ラインの振動に、
「来た来た来た~~。」
エプロンの中のスマホを見て、
「はは。」
こちらもエプロンの暁美、
「おやおやおや。子供みたいだね~~。高井戸さんかい。」
睦美、ニコニコと。
「うんうんうん。」
それからは、毎日、ラインでのやり取りが…。
そして…。
耀司の、麻沙美を連れての音楽教室へと。
けれども、いつも通りの高井戸と睦美。
そして…。その…、2日後だった。
睦美、再び音楽教室から高井戸家に。
「こんにちは~~。」
汐梨、
「はは。いらっしゃ~~い。」

ママでいい…。 vol,171. 「先生に相談した。」
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庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。
