「おばちゃんがいるんです。おとうさんの妹。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「まっ。確かに。」
清水。
「お見合いでも、お互いにギクシャクしながらも、辻褄の合わない話でも~~。ファーストインプレッションで~~、何とか、連絡、取れて~~。めでたくゴールイン。な~~んて、言うのがある種のお見合いの醍醐味、なんだけど~~。」
そこまで言って清水。
「…っと、言うか、先生が芙美花さんにこういう話をするのも、変なんだけど~~。状況が、状況だから。」

芙美花、
「あ、はい。」

「…って言うか、芙美花さんの話しを聞いていると。それだけでも、今、高井戸家、結構シビア。…だからこそ。芙美花さんのこれから。それ全てがおとうさんに掛かってくる。…芙美花さんは、その、おとうさんとお付き合いする人の事って、知ってるの…???」

目をパチクリと芙美花、
「あ、はい。ウチにも来てくれて、その人の家にもおとうさん。」

間髪入れずに清水、
「わあ。…それじゃあ、話が早い。…と、言うか~~。」
またまた顔を傾げて清水、
「ん~~~。これ…、高校生には、余りに、ハードル、高いよね~~。…って言うか。」
清水、
「ん~~~。」
腕組みしながらも、顔を右斜め下に。
「誰か、大人の人が~~。あ、ほら。」

芙美花、瞬きひとつ。

「要は~~。お見合いでもそうなんだけど~~。その、お見合いを進めてくれた人。…そういう人が、いれば~~。…もしか、したら~~。何とか。」

瞬間、芙美花、目を見開いて、
「います。」
ニコニコと。
「おばちゃん。」

清水、瞬きして、
「おばちゃん…???」

芙美花、ニコニコとしながら、
「はい。」
コクリと。
「おばちゃんがいるんです。おとうさんの妹。」
そして、
「ふふ。ウェディングプランナー。その人とも知り合い。…って言うか~~。従妹が…。…と、言うか、まだ5歳なんですけど~~。今、その従妹が音楽教室に通ってて~~。」

清水、
「ふんふん。」

「その音楽教室の事務局の人なんです。そのお付き合いする人。でぇ、おばちゃんもその人、おとうさんにどうかって。最初に私に言ってくれた人なんです。」

「な~~んだ~~。」
清水。
「ははははは。いるじゃない~~。」

芙美花、
「うんうんうん。」

「じゃあ~~、話は早い。その、おばさんに芙美花さん、頼んでみたら。」

満面の笑顔で芙美花、
「あ、はい。」
すぐさま椅子から立ち上がり、担任に深くお辞儀を。
「先生、ありがとうございました。」

「いいえ。どういたしまして。」
そして、
「あ。それから。」
ニッコリと。
「期末、頑張って。」

「はい。」
「うん。」

そして芙美花、養護室の入り口でまた担任に一礼をして。
清水、そんな芙美花を見てニッコリと。



芙美花、廊下を歩きながら、
「ふふ。や~った~~~。」





清水、職員室に戻って来て…。書類に書き込みをしている楓香に、
「楓香~~。養護室、ありがと。」

楓香、
「あん。いいえ~~。どういたしまして~~。何…???…何か、困り事~~???」

「ふ~~ん。何とかね~~。まっ。後は、結果次第かな~~。」
「ふ~~ん。」

「何かあったんすか、清水先生~~。」
岬。

そんな岬に清水、
「はい。いろいろとございます。」

「養護室を貸して欲しい。進路指導室では…。」

清水、
「んまぁ~~。…あぁいう、話。…って、言うか~~。ま。大きな声じゃ言えないけど…。男子生徒ならいざ知らず。女子生徒の場合はねぇ~~。あの…、男臭い進路指導室じゃ~~。」

岬、
「あ、粟屋先生。お疲れ様で~~す。」

いきなり清水、楓香、
「うそ。」
顔を上げる。

岬、ニッコリと。
「…ってね。かかかか。いる訳ないじゃないっすか~~。進路指導室に缶詰でしょ、どうせ。」

清水、楓香、岬に振り向いて、
「もぅ~~。」

楓香、鬼の形相で、
「岬っ!!!」

「お~~、恐っ。」






芙美花、急いで景織子に家に。


芙美花から話を聞いての3人、声を低くして、
「や~~った~~~。ははははは。」




そして…。今度は帰宅しての芙美花。既に汐梨と麻沙美はいない。

自室で仕事中の耀司。芙美花、ドアをコンコン。そしてドアを開けて、
「ただいまおとうさん。」

耀司、芙美花に顔を向けて、
「おぅ。おかえり。」

芙美花、満面な笑顔で、
「ねぇねぇねぇ。」

耀司、そんな芙美花に、
「うん…???…あっ、そうだ。冷蔵庫にショートケーキ入ってる。睦美さんが買って来てくれた。」

その声に芙美花、キョトンとした顔で、
「へっ…???…睦美さん…???」

「あぁ。今日、音楽教室の帰りに寄ってくれて~~。みんなにケーキ買って来てくれた~~。ははは。麻沙美なんて大喜び~~~。」

芙美花、
「ふ~~~ん。」

耀司、
「さてと。おまえが帰って来たんだ。飯にすっか。」

「うんうんうん。」

耀司はリビングに。そして、芙美花は2階に。



着替えを済ませてリビングに。そしてキッチンに。
「おっと。今夜はシチュー。ニシシシシ。温め直しってっと。」

耀司はテレビを点けて。
「うわっ。エンゼルス、また負けだよ~~。大谷が打っても連敗か~~。」








ママでいい…。   vol,169.   「おばちゃんがいるんです。おとうさんの妹。」

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