逆に言えば、腕屈伸をしてしまうと、相当に注意深くやっていたとしても肘、手首、肩の故障を避けることは困難です。慣れてしまって回数が多くできる人は特に意味のないものになります(補足するならば、レップス数が多い、もしくは多くできるということは、筋肉を追い込む、もしくは適切な刺激を与えるという筋トレの意味がないと思います。マシントレーニングにせよ、フリーウエイトにせよ、自重トレーニングにせよ、レップス数を多くすれば、持久力が鍛えられるというのは麗しき誤解であり、持久力が何を指すのか別にして、基本的には筋肉はその種目に応じて、その種目に特化した動きを反復練習することで鍛えるべきだと思います。もちろんすべての種目に共通する運動が立つ、歩く、走るなどであることは事実です。ただ筋トレを別にするときは最小限にして、短い時間で特定の部位の筋肉もしくは特定のフレームに制約的に効かせるべきかと思います。レップス数を小さくするためにわざと重くすることは無く、集中の度合いを変えれば良いと思います。集中のために負荷を増させるのです。立位もいわば二点倒立です。両手で立つか、両足で立つかの違いしかありません。ですので、足で床を押しているのですが、我々はそれを意識できません。それは悪い意味で立つという運動に慣れてしまっているからです。ですので、三点倒立なり逆立ちをすると、床を押さないと立てないということが分かります。それも筋肉で押すのではなく、骨で立ち、骨で押します。ですので、普段の生活自体が本来は強烈な筋トレであり、筋トレであるべきなのです。しかしどんな筋トレもそうですが、必要なのはまず耳と耳の間の「筋肉」を鍛えることから始まります)。
ですので、PushUpはPushUpでも肘を曲げない状態で維持していわば四点で体幹を維持するワークとしてPushUpを用います。

ちなみにいわゆる腹筋運動以上に、腹筋を正しく鍛えることができます。
我々はこの体幹を支えるための腹筋を腹腔Balloonと言ったりしています(腹筋・背筋は腰椎を曲げるものではなく、体幹を正しく支えるためのものです)。腹腔の内圧を高めるイメージです。

最初の段階はあたかもパスカルの原理のようにまんべんなく同じ圧力を全体にかけます。まさにバルーン(風船)のようにです。誤解されがちですが、お腹を風船のようにふくらませるわけではありません。腹筋を正しく用いることで、体幹をきちんと支えるのがバルーンという技術です。

お腹を限界までつぶすイメージです。しかしそれはいわゆる腹筋でお腹を引っ込めるのではなく、腹圧をかけることで、腰椎を伸ばすイメージです。ちなみに胸腔にバルーンを仕掛けると、きちんと胸板が厚くなり、バストアップします。それまでいかに力をいれて、肋骨をつぶしていたかが分かります。お腹は細くなり、胸はふくらみます。本来の状態に戻るということです。
「はじめての気功」のホースなどでも伝えているように、ホースはやわらかいゴムであったり、布であったとしても、そこに水が流れると固く強くなります。同様に腰椎はグニャグニャですし、内臓もグニャグニャですが、きちんと気を通して、腹圧をかけると細く綺麗にしまります。それが本来の状態です。
この腹圧をかける感覚を得るのが、ハタであったり(ハタの機能の1つです。だから、ハタをするとお腹が締まります)、バルーンであったりします。この感覚を持続することが困難だと感じる時に、効果的なのがこの4点です。
驚くことにYogaスクールの1期(3月生)は女性も含めて全員がきっちりと4点ができました。これは男性でも筋トレができていないと厳しいことがあります。特に体幹系の筋トレというのはあまりなされることが無いので、現代人には厳しいのです。ですが、きちんと長時間腕立て伏せの形で静止することができました(ちなみに通常の腕立て伏せのように肘を屈伸してしまったほうが、使う筋肉が変わるので、むしろ楽です。瞬間瞬間で筋肉が休めるからです)。
という話を、気功整体師養成スクール4期の受講生にしたら(ほぼ全員がYogaスクール1期修了済なので)それを聞いて発奮したのか、腕立てが4点ではなく、なんと3点へと進化しました。
3点というのは、三点倒立ではなく、片手腕立て伏せのことです。
驚くことに、男性はもとより細うでの女性陣もほぼ全員が片手腕立て伏せを実現しました。
それも肩関節を用いたいわば肩甲腕立てです。これは肘をストレッチさせたまま、体幹を肩関節で上下させる方法です(肩こり解消には最高です)。
気功整体師が気功整体を施すときに、「体幹から腕を動かす」ことが基本と言われますが、これは言うは易く行うは難しです。実際にできている人はほとんどいなく、いわば小手先芸になります。小手先芸であるからこそ、様々な付録をつけて(その中にはアロマであったり、オイルも含まれるのかもしれませんし、壮大なスピリチュアリズムの物語かもしれません。アロマやオイルが悪いわけではありません。悪いのは術者の...)虎の威を借りないと差別化がはかれないのかもしれません。
我々としてはそうではなく王道を行き、本道を行きます。身体をきっちりと鍛えて(セルフ・ヒーリングして)、圧倒的な結果を出す道を進みましょう。愚直に地道な道が王道であり、最短距離であると考えます。
片手でのPushUpはその意味でPushして(押して)Upする(引き上げ)ことが分かるので、その感覚を維持して、その感覚(と体幹のポジション)を増幅させながら、クライアントの身体に触れることで圧倒的な結果が期待できます。
ちなみに、昨日は圧倒的な白鳥の湖とリアル・マトリックスを紹介しましたが、こちらもまた別な意味で衝撃の映像です。三点倒立しながらプロとして歌を歌います。Yogaスクールでデモンストレーターも兼ねているアシスタントが教えてくれました。
*7分あたりから、三点倒立して歌います!
悪魔にできるのですが、我々もやりましょう(^^)
いや、歌わなくてもいいですが(;・∀・)

Yogaスクール2期は1期修了生を対象に5月のGWから開催します!