ヒーラーにとって症例研究は必要だが、それに囚われない方がいい | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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症例研究は必要ですし、そのために医学の知見は大いに役に立ちます。
ただあまりにそれに囚われると、ヒーリングがうまくいかないことがあります。

よくこの症例に対してはどのようにアプローチをしたら良いですか?と聞かれます。もちろん僕が知っている範囲でお答えしますが、一方で症例研究に囚われないで欲しいと思います。

理由の第一は、症例はあまりに膨大であり、そして絶えず新しい症例が追加されているという現状では追いつかないということ。すなわちいくら勉強しても時間が足りないということです。

第二に症例研究を徹底的に行っている医学とヒーリングでは多少アプローチが異なるために、医療のパラダイムを内面化してしまうと、ヒーリング能力が低下する可能性があるということです。すなわち、医療で「有効な治療法は無い」とされている症例に対して、実際に何もできないと思い込んでしまうということです。医療でうまく行かず、気功でうまく行ったり、逆に気功でうまく行かず、通常医療でうまく行くことはたくさんあります。また医師にも専門があるように、ヒーラーも得意不得意があります。

第三に症例研究のパラダイムそのものが機械論的すぎるきらいがあるということです。
確かに症例毎にマニュアル化する便利さはあります。この臓器に対してはこう、この症例に対してはこうという対応方法は便利ですし、ゼロから技術は方法論を短時間で構築することに比べると、ノウハウ的にまとまった方が効率は良くなります。
ただ、それがスコトーマになる可能性も大きいということを理解しておく必要があります。症例研究はどうしても物理レベルにこだわり過ぎてしまうのがスコトーマの原因です。

僕が養成講座でもオススメするのは、お気に入りの技術を一つ磨き上げることです。そしてその方法で目の前のクライアントに向き合うことです。

情報空間を考えれば、ある抽象度での働きかけは、存在の全抽象度に影響を与えます。
例えば、SSRIを処方して、セロトニンの再取り込みが阻害してセロトニンの量が脳内で増えれば、欝の症状は改善するでしょうし、これは物理レベルでの働きかけが、心という情報状態にも影響を与えるということです。
また、カウンセリングで未来に希望を持ち、欝が改善するかもしれません。そのときは測ればセロトニンの量は増えているでしょう 
いずれにせよ、心と身体と脳は連続的であり抽象度が異なるだけですから、どのレベルで働きかけても全体に影響を与えます。

とすれば、気功的な手法のそれもかなり限定されて技術を磨き上げて、それで介入すれば、その技術が上手であればあるほど、影響を与えられます。

極端な言い方に聞こえるでしょうが、目の前のクライアントのありとあらゆる症例に対して、一つの技術で臨むというのは良い方法だと思います。

もちろんその際は、求められれば、主訴と自分の技術の関係をきっちりクライアントに説明できることは重要です。