私の2018年ストーリー⑤ 整えば、訪れる。 | 福岡北九州市八幡東区の料理教室Maruru(マルル)

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ここからは、引き続き、

私の2018年ストーリーをごらんください。

 

 

私の2018年ストーリー①はこちら

私の2018年ストーリー②はこちら

私の2018年ストーリー③はこちら

私の2018年ストーリー④はこちら

 

 

 

 

◆整えば、訪れる。

 

 

裕子さんの、毎日の、きらきらしたSNSの書き込み。

泡立て器を片手に、きらきらと笑う、プロフィール写真。

それらを見て、芳彦さんが言ったという。

 

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あなたには、人を惹きつける力がある。

あなたの周りに、人が集まってくるんよ。

あなたは必ず成功するから、絶対、やり抜いてほしい。

 

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俺には、そういうのがないんよ。

こつこつ努力することしかできん。

だけど、人が30分でできることに、3時間かかったとしても、

最後には必ずできるってことを俺は知っとる。

だから、あなたには、それをやり遂げてほしい。

 

 

ひとつだけ、確かなことは、

あなたが笑っとったら、全部が、うまくいくんよ!!

 

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「私は私で、パパに笑っててほしいんですよ。

 頑張らんでいいよ、って言いたいし、

 パパにも好きなことをしてもらいたい。

 昔の、ゆるーいパパに、

 戻ってほしいっていう気持ちがあるんです」

 

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パパに、無理をさせているのは私だ。

そんな気持ちが、裕子さんの胸にある。

 

 

「でもね、10月、

 栗原はるみさんのトークライブを見に、

 東京へ行ったんですね」

 

 

栗原はるみさん。

裕子さんが昔から憧れ続けている人だ。

彼女はステージ上で、こう言ったという。

 

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「私も、皆さんと何も変わらない、

 普通の主婦なんです。それでも、

 どうしても伝えたいことがあって」

 

 

あなたは、あなたが、

やりたいことを、やればいい!!

 

 

「その言葉が、すごく刺さったんですね。

 お料理教室とか、

 私なんかには無理だと思ってたけど、

 やってみたいと思ったんです」

 

 

終演後、はるみさんにそう伝えると、

「いいよ、いいよ!

 やってみな!!」と激励された。

 

 

「私は、この人みたいになりたい。

 そう、強く思ったんです。

 本を出したいとか、テレビに出たいとか、

 お店をプロデュースしたいとか、

 そう宣言するのは恥ずかしいことだと思っていたけど、

 私は、そもそも、一番最初は、

 この人に憧れたんだった!!って思い出したんです」

 

 

近づきがたいと思っていた、

憧れの対象への、本当の思い。

 

 

「その頃、あるリーディングを受けて、

 その方に、こう言われたんですね」

 

 

裕子さんは、

エネルギーがないから動けないのではなくて、

エネルギーがあり余りすぎて、

そのすべてを放電することができていないだけだと。

 

 

「もう、人の目線ではなく、

 自分のことを考えなさいと言われました。

 外に何かを取りにいくのではなく、

 あなたの中にあるものを、外に出すことを考えなさいと」

 

 

今までは、芳彦さんが家族を包み込んでいたけれど、

これからは、芳彦さんが家族の中心にいて、

みんなが、方々へ、出たり入ったり、

それぞれのベクトルに身を任せればいい。

 

 

「それでいいんだ!って思う自分がいました。

 何かひとつ、解放されたような。

 で、その数日後に、

 もう一度『お出汁教室』が控えていたんです」

 

 

そうしたら、講師の女性が、裕子さんだけに打ち明けた。

自分は、この講座を、来春で手放すつもりだと。

 

 

「私は私で、ディプロマがほしかったというか、

 さらに学びを深めて、お許しをいただいたら、

 伝える側に立ちたいと思っていたんですね。

 そう伝えたら、『ぜひそうしてください!』って。

 自分が持っているすべてを、裕子さん、使っていいですよと」

 

 

そこから、また、出逢いの波がやってきた。

講師さんが深い信頼を置く、

農家やフードディレクターやその他関係者を、

どんどん、紹介されたのだ。

 

 

「私の講座を受け継いでくれる人」として。

 

 

そこからは、好転ラッシュだ。

幾人もの起業仲間が、福岡に来てくれた。

去年作ったギフトの、リピーターが現れた。

ランチのみのご予約も入った。

 

 

そして皆さんのご想像どおり、

裕子さんは、頑張りすぎてしまうのだ。

 

 

「でも今回は、それが周囲にもバレていて。

 って、みなさんにダダ洩れって言われちゃう(笑)

 

 とある知人が私を連れ出してくださって、

『裕子さんは今、いろんなことを、

 吐き出せずにおるやろう?』って言うんです」

 

 

吐き出すことは、愚痴だから、

悪口になるかもしれないことだから、

いけんことやと思いよるやろ。

 

 

でも、そうじゃなかったら、

どこに吐き出すん?

 

 

吐き出す相手を選んで、

ちゃんと吐き出さんといけん。

 

 

私でよかったら、何でも聞くけん。

 

すっごく嬉しかった!

 

厳しくもあったかい言葉をいつもかけてくれる方だったから、

本当に嬉しかった!

 

「人に話すことで、いろいろわかってきたんです。

 私は、ひとりで厨房にこもるのは、

 そもそも、向いてないんだなあと。

 オープンキッチンに立って、

『何焼いてるのー?』『これ、焼いてるよー』

『美味しそう!』『もうすぐできるからね!』

 っていう感じがいいみたい(笑)」

 

 

裕子さんのお店は、変革期にある。

まず、先ごろ、店名を、

「Maruru Plus」から「Maruru」に変えた。

 

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その名前で営業許可を取り直し、

心機一転したようでいて、お客からも好評だった、

「Maruru Plus」の愛らしいシールやラッピングを、

そのまま、使い続けたくて、画策している。

 

 

 

裕子さんにとって、大切なものは何か。

その一点を、彼女は考え続けている。

 

 

お菓子。

突き詰めるようなものではなく、

体に心に優しいもの。

お出汁。簡単おかず。

たくさんの、美味しい顔。喜ぶ顔。

 

 

「Maruru」は「お菓子屋さん」ではなく、

「裕子さんにとって大切なもの屋さん」になろうとしている。

 

 

みっつ目の、ドラゴンボールである。

 

 

「パパが、言ってくれたんです。

 お店を開けるのは、月に1回でもいい。

 あの場所がある、ということが大切なんだと」

 

 

起業するにあたって「場」があることは、

たしかに、最大の強みである。

 

 

「新しいチャレンジへの不安もあるけど、

 でもなんか、行かなきゃ!っていうか、

 行ってみようかなあ!っていう気持ちです。

 いろいろな出逢いの、ご縁が切れるまでは、

 できる限りのことをやりたい。

 出逢いにはきっと、何かしらの意味があるはずだから」

 

 

ひとつひとつの出逢いを慈しみながら、

そこに秘められた意味や喜びを、

ていねいに振り返り、受け取る日々。

 

 

喜びを受け取れば、裕子さんは輝く。

お疲れ気味の芳彦さんをも引きずり込むほど、

強く熱く眩しい光を、裕子さんは発していくのだろう。

 

 

「うちのかーちゃん、

 誰よりも楽しそうだな!!」

 

 

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寺井家はそんなふうにして、

裕子さんからエネルギーを得ていくのだろう。

 

 

 

 

「この前、パパと話したんです。

 やっぱり、夫婦で話ができなかったことが、

 今年は、とてもキツかった。

 うちはやっぱり、会話ができてなくちゃ」

 

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裕子さんにとっての、

人生の優先順位がはっきりした年だ。

 

 

ねえ、裕子さん。

今は、何が一番、大切ですか?

 

 

「家族です(即答)!

 家族が笑えていないと、仕事が手に付かないし、

 何にも楽しくありません!」

 

 

長い旅をして、裕子さんは帰ってきた。

帰るべきホームに。自分自身に。

 

 

両手にいっぱい、実感の手土産を抱えて。

 

 

裕子さんは、高らかに宣言するのだ。

「私の大切なものは、これです!」と。

 

 

自分を誇る。家族を誇る。

自分を形成しているすべてを誇る。

 

 

2019年は、きっと、そこから始まる。

 

 

「家族と笑ってごはんを食べながら、いかに、気楽に生きるか。

 全然完璧じゃない食卓で、手抜きばかりでも、みんな笑ってる。

 ——そんなことを発信したいです。

 みんな、そこが知りたいはずだから」

 

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ある時は、お菓子屋さん。

ある時は、体に優しいお出汁を使ったお料理教室。

ある時は、ズボラ飯レシピ屋さん。

 

 

「デキる料理教室はできませんが、

 食べて笑える料理教室ならできると思う。

『え、これだけ!? でも美味しい!』って(笑)」

 

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思えば、あの栗原はるみさんだって、

手の込んだ(ように見える)料理を、

いかにシンプルに作るかを、

長年、提案し続けてきた人だ。

 

 

「そう!

 そこが好きなんですよ!

 そしてね、シフォンラスクで学んだんですけど、

 100%の人が『美味しい!』って言う料理なんて、

 ありえないんですよね!」

 

 

裕子さんが笑っている。

めーーちゃめちゃ笑っている。

 

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「ほんとは、いつか、本を出したいなと思っていて。

 みんなの、料理への気負いを楽にするような。

 パパからも言われてるんですよ。

 単なるレシピ集じゃなくて、

 寺井家の日々を交えたエッセイ本がいいって」

 

 

 

おお。

それなら、私も、手伝えます!

 

 

「やったあ! 出せそうな気がしてきた!

 口に出したんだもん、出せますよね!」

 

 

「私なんか」と言っていた人が、

「夢は叶う!」と言っている。

 

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いくつものドラゴンボールを抱えて、裕子悟空は、

雲のマシンで、今日も飛ぶのだ。

(2018/12/09)

 

 

ご愛読ありがとうございました!