子どもとの関係をよくしたい。
もっと話してほしい。
そう思うけれど、何をすれば親子の信頼関係が深まるのかわからない。
そんなふうに感じている方もいらっしゃるかもしれません。
親子の信頼関係を深めていくために大切なのは、特別なことではありません。
日々の小さな関わりの積み重ねです。
親子だからといって、最初から信頼関係ができているわけではありません。
信頼関係は、毎日の関わりの中で少しずつ育っていくものです。
だからといって、怒ってはいけないとか、失敗してはいけないということではありません。
大切なのは、自分の関わり方を振り返り、気づいたときに早めに修正していくこと。
最初から完璧な関わりができている人なんて、いません。
昨日より今日。
今日より明日。
少しずつよくしていくにはどうすればいいかを考え、実践していけばいいのです。
いい関わりとは、子どもが
「この人は、自分のことをわかろうとしてくれている」
と感じられる関わりです。
では、どうすれば子どもにそう感じてもらえるのでしょうか。
まず大切なのは、子どもの話を最後まで聴くことです。
ここでいう「聴く」は、否定や反論をせず、最後までとことん聴くこと。
・途中で口を挟まない
・求められていないアドバイスはしない
・正論を押しつけない
・「そうなんだね」「そう思ったんだね」とそのまま受け止める
・話の内容だけでなく、話してくれたこと自体を大切にする
相談だけでなく、ただのおしゃべりや、ちょっとした報告でも同じです。
一緒に暮らしていると、子どもの話を聴く機会は日々の中にいくつもあります。
その小さな機会を、しっかりとらえていくことが大切です。
思春期に入って口数が少なくなっていたり、これまでの積み重ねであまり話してくれなかったりする場合は、焦らなくて大丈夫です。
小さな機会を逃さず、少しずつ。
そして、親自身の態度や心のあり方も整えていきましょう。
次に、子どもとの小さな約束を守ることです。
・「あとで聞くね」と言ったら、本当に聞く
・「迎えに行く」「一緒に見る」などの小さな約束を守る
大きなことより、日々のこうした小さな約束や言動が、信頼の土台になっていきます。
もちろん、どうしても守れないこともあります。
そのときは、きちんと謝ること。
子どもは、親の行動をよく見ています。
そして、その行動から
「この人は信頼できるかどうか」
を感じ取っています。
他にも、信頼関係を深めるために大切なことがあります。
・子どものできている部分を見る
・子どもの意思を尊重する
・怒りすぎたときは、きちんと謝る
親子だから、何をしてもいいわけではありません。
他人との関係ならしないことは、親子でもしない。
これは、とても大切なことだと思っています。
特に、発達特性のある子に対しては、どうしても注意が増えがちです。
その結果、子どもは親に対して、信頼よりも
「また怒られるのではないか」
という警戒心を持ちやすくなります。
また、親の側も、できていることを見つけるのが難しく感じることがあります。
だからこそ、親の思う枠にはめるのではなく、その子そのままを見ること。
うまくできない部分は、どうすればカバーできるかを一緒に考えること。
そうやって、子どもが安心して過ごせる環境を整えていきます。
そして、
「聴く」
「認める」
「待つ」
を実践していくのです。
自分のことを信じて寄り添ってくれる人を、人は信頼します。
信頼を得るには、信頼してもらえる行動を、日々積み重ねていくことが大切なのです。
日々の
「聴く」
「認める」
「待つ」
「信じる」
「任せる」
「寄り添う」
こうした関わりを意識して、子どもと関わっていくこと。
その積み重ねが、親子の信頼関係になっていきます。
焦らなくても大丈夫です。
親子関係は一生続きます。
今から始めれば大丈夫。
まずは、否定や反論をせずに、子どもの話を聴くことから始めてみませんか?
今日もお読みくださり
ありがとうございます。
