ある高校の授業風景。
例によって教室の中には、授業を妨害するような生徒同士の大きな声の会話、携帯電話でメールをしている生徒、寝ている生徒、授業中なのに大声で歌いだす生徒、パラパラを立ち上がって踊りだしている生徒・・・。
午前中、教室の半分近くの席には生徒がいない。遅刻だったり、欠席だったり・・・。いる生徒の大半が授業をきいていない。
3時限目の授業。
その授業の先生は、わりきっている方らしく、授業の妨害をしなければ寝ていてもよい、とにかく授業の妨害、他人の迷惑になることはするな、妨害するヤツに関しては責任を持たない!という方針の先生だった。その日も淡々と教室の大半が聞いていない授業をすすめていた。
突然、それまで15分くらい傍若無人に大声で喋って(授業を妨害して)いた女生徒が、急に黒板をうつし始めた。
彼女は前期の試験で赤点をとりまくり、このままだと進級もあやういらしい。
その高校では留年はなく、留年になるような生徒は退学させられるのだそうだ。だから、さすがにやばいと思ったのだろう。
しかし、先生は板書を消して、そこに新たに書き始めた。
その女性徒は「ねぇ、ちょっと待ってよ、ウチ、うつしてんだけどぉ」と大声で言った。
先生は「君ィ、もう、これを書いて15分以上たつんだ。次にすすむためにも、それはできない。だいたい、君はずっと喋っていたじゃないか」と言って、新たな板書を始めた。すると、その女性徒はシャーペンを投げ出し、「っざっけんなよ!マジ、うぜぇ!マジ、シンジラレナイんだけどぉ!なに、あの人ぉ!ありえないんだけど」と怒鳴った。しばらく、ブーブーとそのテの言葉が続いた。
すると、それまで寝ていた別の生徒がガバっと起きて、「うっさい!寝られないんだけど!」と言って、また机に突っ伏した。
まだ、パラパラをやっている生徒はやり続けている。
携帯をいじっている生徒はそのままだ・・・。
・・・この話(もちろんすべて実話デス)をしてくれた生徒は、こういう状況にうんざりし、また嘆いてもいる。そして、自分自身がそういう環境にいることを悩んでもいる。どうしてフツーに授業を受けられないのか・・・と。
その生徒もそして自分もささやかながら、現在の、そして将来の日本を憂いている。こういう人(達)が成人して、(おそらく)子供を持って・・・と。だって、自分の承知する限り、きっと何億分の一、という話ではなさそうだから。
今日は「One of these days」(PaulMcCartney)がよかったです♪