
ネコは繁殖力が非常に高い
このネコは最近まで仔猫だったのに、あっという間に出産可能な年齢になり、4匹も出産してしまった。この母ネコはまだ1歳未満。動画を見ると、4匹の仔猫は授乳もされるが、カリカリも食べられるくらいまで成長している。仔猫がお母さんネコの尻尾で遊んでいるのに注意。
この親ネコは人に懐いていることもあり、近く遅ればせながら避妊手術を受けさせる段取りらしい。この地域はネコおばさんの連携が良くないので、油断すると今回と同じようなことが起こる。
これはさくらねこのポスター。この母ネコも近くそうなる。上のポスターのネコはメスネコなので、「私はさくらねこです」が正しい。
ネコは繁殖能力が高くサイクルも非常に早い。妊娠期間は約2ヶ月。平均5匹(4から8匹)出産する。仔猫も6ヶ月で繁殖可能になり、出産した母ネコも仔猫が離乳する2ヶ月後には次の妊娠が可能になる。
交尾により排卵・受精が起こるので、タイミングが合えば、2匹のオスネコの仔猫を同時に妊娠することも可能である。
環境省は計算上、1匹のメスネコが3年後には2000匹以上に増えると試算している。
ペットボトルにウィスキーを入れて入院する患者
民間の精神科病院にもある程度、棲み分けがあり、主に統合失調症など内因性精神病の患者さんが多い病院と、それ以外の精神疾患がむしろ多い病院がある。アルコール依存症を主に治療する病院は公的な病院もあるが、民間にもある。
しかし完全な棲み分けにはなっておらず、特に民間の精神科病院ではアルコール依存症を主に診る病院でも、統合失調症や躁うつ病、あるいは認知症の患者さんが一定の割合で入院していることが多い。
アルコール依存症の専門病院では、ある種の修行と呼べるようなプログラムがあり、真剣に自分の病気に向き合えない人は最初から入院させない。その理由は、真剣に治療したいと思う患者さんのマイナスにしかならないからである。
断酒会が集団で行われる理由は、多分、あのような治療には戦友が必要だからだと思う。酒をやめる気のないアルコール依存症患者は、戦友に値しないと言ったところだ。
一方、アルコール依存症を専門に診ていない民間の精神科病院は、僅かにアルコール依存症患者さんも入院患者として受け入れるが、系統的な治療は出来ない。
従って、とりあえず緊急避難的に断酒させ、血液検査などの改善を待ち、本人に疾患と向き合えるかどうか確認する。やる気があるなら専門病院に紹介すると言う流れになる。
逆に言えば、断酒する気がない依存症患者は、専門病院に転院することもなく、入退院を繰り返す経過になりやすい。アルコール依存症の専門外の民間精神科病院と、リエゾンで診察するような内科病院に、やる気のないアルコール依存症患者が集まる結果になる。
ある日、このような患者さんが入院する時、ペットボトルにウィスキーを入れて堂々と入院した。本人はこれは麦茶だと言った。確かに色は似ている。
入院後、看護者が、病室にアルコール臭がすることに気づいた。そこで所持品の検査をすると、ペットボトルには実はウィスキーが入っていたのである。
なぜ、このようなものを持ってきたのか問うと、「持ってきてはいけない」と入院のしおりには書いてなかったと悪びれず答えた。
このような患者は、退院の帰り道、本当に酒を買って帰るくらいは普通にあるので、もちろん予後不良である。
彼らは本質的な治療に乗る気などない。
しかし違った見方をすれば、それは本人の自由とも言える。実際、癌なのに標準治療を受け入れない人は正常な人にもいる。重い糖尿病で、めちゃくちゃな食生活を変えようとしない人たちも同様である
アルコール依存症は、その点で統合失調症や躁うつ病とは異なる位置にある精神疾患だと思う。
参考
古い記事
癌の標準治療について
一部抜粋
癌などと診断されると、普通の人はショックを受けて正常な判断が難しくなる。そのダメージを受けた心につけこまれ、民間療法などに頼り死期を早める経過を良くみかける。一般に西洋医学の保険診療で実施される癌の治療は「標準治療」といわれるが、これは英語のstandardから来ている。日本語的には中程度と錯覚するが、エビデンス的にはベストな治療法である。特にお金持ちが、民間療法に頼り大金をかけて結局、死期を早めるのはいくつか理由があるが、1つは抗がん剤治療が、死にたいほどきついことや、髪が抜けるなどの大きな副作用から来ている。また芸能人や事業家などお金持ちは「標準治療」より、お金をかけさえすれば、もっと良い治療があるのでは?と錯覚することもあると思う。「標準治療」は日本語的に錯覚しやすく、その結果、詐欺師を儲けさせたり、社会に大切な人が早く亡くなる原因の1つになっているので、日本語訳を「最適治療」(仮)くらいに変更した方が良いと思う。
風邪を引くとなぜパーキンソン病の症状が悪化するのか?
今回は重い風邪を引いた時に思ったこと。上記のスピンオフ的な記事である。上の記事では、
咳以外が改善しても、新型コロナ感染症後の人のように味覚と嗅覚が鈍くなった。色々なものが、いつもと味が違うと思えるほどだった。味覚があまりわからなくなると、人生が味気なくなる。
と記載している。味覚以外に嚥下が一時的に悪化し、食べた後に水をしっかり飲んで胃の中に押し込まないといけなかった。僕は重い風邪の後、パーキンソン病のようにドパミンが一時的に低下しているのでは?と思った。
しかし、時間が経つにつれ嚥下の悪化は次第に回復している。(可逆性)
既にパーキンソン病を発症している人は、風邪を引くと症状が悪化することが知られている。
単純に考えると重い風邪を引くと寝ていて動けないので、廃用性にパーキンソン病の症状は悪化しそうである。
しかし、このような機能低下以外に、風邪による炎症そのものがパーキンソン病の症状を悪化させる。風邪を引くとウィルスや細菌と戦うために免疫機能が活性化され、サイトカインと呼ばれる炎症物質が増加する。このサイトカインが、脳内のドパミンの分泌や働きを低下させ、ひいては動作緩慢になり、振戦、固縮を悪化させる。
余談だが、昔は医学の多くの研究者は炎症について研究していた。ところが癌が主要なテーマになり、彼らは一斉に癌研究に移ってしまったのである。もちろん、癌にも炎症が含まれているが、主要なテーマが炎症と癌では研究する深さが異なる。
その後、癌だけでなく膠原病を始め、癌ではない疾患の免疫研究が進み、現在のような状況に至ったのである。
炎症は、新型コロナなどの感染症や、免疫機能に由来する膠原病や間質性肺炎など多岐に渡って重要なテーマであり、実は統合失調症、躁うつ病、うつ病などの内因性疾患にも深く関わっている。
過去ログには「うつ状態が夏場に悪化する理由」という短い記事をアップしている。この悪化の理由は、夏場の暑い時期に免疫機能が低下するからと記載している。
さて、風邪によるパーキンソン病の症状悪化は、サイトカインがドパミン神経系機能を低下させるだけではなく、発熱により脳の代謝を急激に増加させることも関係する。パーキンソン病の患者さんは脳の予備能のようなものが少ないため、神経機能が不安定になり症状が悪化する。
食事が十分摂れないとか、脱水などもパーキンソン病の自律神経系を低下させ、症状を悪化させる。
その他、感染症そのものが、脳のミクログリア活性化などを引き起こし症状を悪化させると言われているが、これらはまだ十分にはわかっていない。
これらの風邪による症状悪化は、おそらく可逆性の部分が大きいと思うが、パーキンソン病の場合、回復まで時間がかかり過ぎると廃用性の部分が大きくなり、非可逆性の経過も十分にあると思う。
僕の経験も含めると、簡単にいえば、重い風邪を引くとドパミンが一次的に低下状態になりやすいのである。
この現象は、インフルエンザの大流行後にうつ病患者が大量発生ことがあるなど、日常臨床での多くの事例の説明がつく。もちろん新型コロナもそうである。
パーキンソン病や感染症大流行後のうつ病など、一般の人が時々目撃する事例だけではなく、精神科医はもう少し違った場面で、同じような現象を実感する。
典型的には、統合失調症患者さんの重い感染症後の幻聴などの症状の一時的な軽快である。
重い感染症の発病直後、中核病院に搬送するケースでは、いつもなら到底内科病棟では難しいレベルの患者さんも、感染症による症状の緩和により、なんとか内科病棟で治療できることも多い。
これは「風邪により一時的にドパミン系機能が抑制されている」ことで辻褄が合う。
統合失調症には、基本、意識障害がないのも重要である。精神疾患でもせん妄が生じる疾患では、このような処遇にはなりにくい。
将来的には、炎症や免疫の研究が進めば、まだわかっていない統合失調症の多くの謎が説明できるようになると思う。
参考
統合失調症の人の会話は一般の人が考えるほど支離滅裂ではない
統合失調症の人の会話は、メディア特に映画やドラマなどで、いかにも支離滅裂に描かれていることがあるが、実際にはそうではないと言う話。
過去ログでは、精神病院の入院患者さんは、いつも笑っているわけではないと言う記事がある。
後半部分を再掲。
この映画の最初の方でオランダの精神病院が連合軍の爆撃を受け、多くの患者さんが外に出てきている場面がある。患者さんたちは、道沿いに並び連合軍兵士を見送っていたが、ほとんどの人は声をたて笑い続けていた。また衣類も場にそぐわない正装だったりとかなり奇妙だった。子供の頃、この映画を水野さんの水曜ロードショーで観ていた際、あの光景には全く違和感がなかった。しかし今考えてみると、統合失調症の患者さんとはいえ、病棟が爆撃されるという非常事態に、
あそこまで笑っていないと思うよ。
むしろ、笑っているような人はほとんどいないのではないかと思う。昔の精神科の教科書には、古い年配の統合失調症の患者さんが高らかに笑っている写真が必ず載せられていた。(今は知らないが)。
これは「児戯的爽快」の一面でしょうなぁ・・
現代社会でも、破瓜型の荒廃状態の人はこのような笑いを見せる人はいるが、ここまで崩壊していない古い患者さんもかなり多い。しかし、あの映画のあの時代(第二次大戦中のノルマンディー以降)では、抗精神病薬がなかったので、古い患者さんの荒廃率は高かったのではないかと思う。ただ、統合失調症の人も非常事態では結構、締まるものなのである。(参考)
あの映画のあの場面の描写は、日本人も西欧人も精神病患者のイメージがたいして変わらないことを示していて興味深いと思う。
この映画は、1977年に公開されているからである。
以上ここまで。
結局、統合失調症の患者さんの会話が、そこまで支離滅裂ではないと言う話は、いつも笑っている訳ではないのと同様、映像では精神症状が極端に誇張されて描かれているためにそうなっている。
普通、日常的会話、例えば「今日のおやつは何が良いですか?」とか「昨夜は何を食べましたか?」などのやり取りでは、正常な人と全く変わらず、おそらく研修医が回診時にその光景を見たら、どこが悪いのかわからないと思う。
支離滅裂な会話は精神科では「連合弛緩」ないし「連合障害」と呼ばれるが、統合失調症では特に重要な症状の1つとされている。以下はGoogleAIによる説明。
統合失調症における「連合障害(連合弛緩とも呼ばれます)」は、思考のまとまりがなくなり、会話の文脈が飛躍したり、脈絡がなくなったりする症状です。話の筋が通らなくなるため、他者との円滑なコミュニケーションに支障をきたすことがあります。
連合障害(連合弛緩)の主な特徴
思考の脱線: 会話中にテーマが次々と関係のない方向へ逸れていきます。
外れな応答: 質問に対して的外れな回答が返ってくることが多くなります。
言葉のサラダ: 症状が進行すると、単語やフレーズの繋がりが完全に解体され、無関係な言葉の羅列(言葉のサラダ)になることがあります。
本人の自覚: 当人は話の筋道が通っていないことに無自覚であることが多く、周囲から指摘されても気づかない傾向があります。
以上である。連合障害はちょっとした日常会話では明確にわからないレベルの患者さんの方が遥かに多い。 どのような時によりわかるかだが、普通に会話している人でも、文章を書かせると支離滅裂さが明瞭になることがある。また、非常に悪化した時にわかる人もいる。昨年、統合失調症の人が書きつけたノートには謎が多いと言う記事をアップしている。
かつて、話をしても全く会話が成立しない人が実際にいた。約30年くらい前でさえ、長期入院患者が100名いたら2〜3名くらいとかなり少数である。その1人は長く座敷牢に入れられていたお嬢さんで、全く会話ができないレベルであった。以下は座敷牢の記事。
支離滅裂で全く会話が通じないレベルの患者さんでも、しばらくやり取りしていると、不思議なことに、こちらの意図が通じているように見える。きっとそうでない人もいると思うが、僕の患者さんはそうであった。
だから、連合障害が重い人には生活指導が出来ないかと言うと、そうでもないのである。例えば、「歯を磨きましょう」とか「風呂に入りましょう」などである。
連合障害が重篤な人がかつてそのくらいで、今は一層減少しているので、精神病院の中の会話が支離滅裂なわけはない。また奇妙な笑いもそうである。
なぜそのレベルの人たちが減ったかと言えば、1つは薬が良くなったことと関係がある。例えばジプレキサやレキサルティなどの非定型精神病薬の進歩が大きい。また患者さんの多くが早い時期に精神科治療に乗るようになったこともある。
その視点では、反精神医学的な思想は有害でしかない。
日本では、かつてはメディアでも反精神医学的な思考を持つ人たちがテレビなどで番組制作したり、その発想の書物も多くみられたが、今もあるが、日本国内では、そこまで共感する人たちが多くない印象である。
他、連合障害の重さが減少している要因として、逆説的だが、時代が変わり発達障害が精神疾患に混入するようになったことも関係しているのでは?と考えている。
つまりだ。発達障害のグレーゾーン的な要素が、統合失調症の人が真に重くなることを妨げているのである。(私見)
マヌルネコに似た長毛種のノラネコ
長毛種のノラネコを見たのでアップしたい。この長毛種のネコはオスとメス2匹おり、写真はメスネコである。僕はモフモフさんと呼んでいる。このネコはマヌルネコに似ている。以下は海外の動物園のマヌルネコの動画。
マヌルネコは中央アジアに分布しており、寒い高地に生息するため長毛になった。法律で保護される前は、毛皮を取るために狩猟も行われたこともあり生息数は減少し、一部の国では絶滅したと言われる。今も一部の国では密猟が行われ毛皮が中国に密輸されている。
マヌルネコは動物園で繁殖もされているが、元々、細菌が少ない高地に生息していることもあり、免疫力が低く多くの仔猫は感染症で死亡する。国内でも繁殖に成功した動物園もある。マルヌネコで検索すると動画もかなり上がってくる。(那須どうぶつ王国や神戸どうぶつ王国など)
マヌルネコの瞳孔は普通のネコと異なり、明るい場所でも縦長にならず丸いまま伸縮する。マヌルネコは狩猟が下手で待ち伏せの作戦しか取れない。そのため、岩場から目だけ出して獲物を狙う。丸いまま伸縮する方が明るい時に目が目立たず狩りをしやすいのであろう。
モフモフさんは決して鳴かない。このような元々日本のネコではないっぽいノラネコは鳴かないことが多い。後ろにいる茅森さんが良い味出している。クン活要求?関係ないかもだが、2匹ともメスなのである。
クン活について。
日本の古来からいるネコとは相当にビジュアルが異なるネコを見る度に、「このネコにも両親がいたはず」と思ってしまう。このような長毛種はノラネコ同士交配して偶然に出来ることはない。
またずっと以前にこのような長毛種がいたわけがなく、ちょうどオスメス2匹いることもあり、このネコたちは捨てられて地域猫になったのだろう。
モフモフさんはいつもゆったり過ごしており、他のネコと喧嘩をすることもない。長毛種とはいえ、夏場は夏毛に変わる。
以下はモフモフさん、オスネコ。









