メーデー
ケーブルテレビのナショナルジオグラフィックチャンネルの目玉番組の1つに「メーデー」がある。メーデーとは、遭難信号のことである。
元々、メーデーはフランス語のvenez m'aiderに由来し、メーデー、メーデー、メーデーと3回言うルールになっているらしい。メーデーは船舶、航空機、車両、または人間が重大な危機にあり、一刻も早く救助要請をする場合に発せられる。
ナショジオ(ナショナルジオグラフィックチャンネル)のこの番組は航空機の救難信号のケースのみ扱っており、航空機事故の検証番組になっている。これが非常に面白い。
メーデーはカナダで製作されており、アメリカの事故でさえ中立の立場から検証されている(例えば、アメリカ海軍ミサイル巡洋艦によるイラン航空のエアバスA300B2撃墜事件など)
ナショジオはディスカバリーチャンネルを観ていて知るようになったが、ヒストリーチャンネルを観ようと視聴できるチャンネルを拡大したところ、ナショジオが一緒に付いてきた。元々ヒストリーチャンネルを観ようとしていたのである。
ナショジオはディスカバリーchとコンセプトが似ており同じような番組がある。それぞれに面白いが、嫁さんと僕は同じ意見で、面白さと映像の美しさの点で、ナショジオの方がやや上回るという結論である。
メーデーはほぼ毎日数時間は放映されており、いつもこのチャンネルを観ていると、同じ番組を何度も観てしまう。いつも思うのは、番組の観始めに、
この番組は確かに観た憶えがある。
しかし、どのような結果だったのか憶えていない・・
相当にこれはキテいると言えよう。いかに自分たち夫婦がボケたか検証番組でもある。つまり、何度でも同じ番組を楽しめると言うおまけつきであった。
メーデーは、いかに些細な人為的ミスや故障などの原因で航空機が墜落してしまうか、よくわかる番組といえる。人間は万能ではないし、それはコンピュータだってそうである。
航空機について今まで知らなかったことがよくわかるというか、勉強になる。例えば、
航空機の寿命は10万時間、52年間程度。
など。だから、ちょっとした故障は当然として、かなり破損した場合でも航空機は修理を繰り返し長期に使用されているのである。
例えば、1983年7月、エア・カナダ143便がモントリオールからエドモントンへの飛行中に高度4万1000フィートで燃料切れを起こした有名な航空機事故がある。
エンジン停止後はパイロットの操縦により滑空し、マニトバ州ギムリーにあった元カナダ空軍基地内の滑走路跡地へ無事に着陸を果たしている。果たしたとはいえ、着陸時にタイヤが破裂し、すぐに航空機の顎の部分を地面に付けた状態になり、摩擦による熱で煙を上げながら着陸。奇跡的に着陸時には怪我人が出なかった。ただし着陸直後、すぐに火災が起こるのではないかと乗客にパニックが起こり、脱出の際に擦過傷や骨折を負った人たちがいる。(燃料切れだったので火災にならなかった)
この破損したボーイング767-200は、ギムリー・グライダーという愛称で呼ばれ、その後、修理されて2008年まで運用、引退となっている。
つまり、少々の事故では航空機は簡単に廃車(廃航空機?)にならない。
かなりの上空で燃料切れを起こした航空機をグライダーのように着陸させる技術は大変なもので、実際、その後の検証では、フライト・シミュレーターで同じ設定で多くのパイロットが試みたところ、無事、着陸させたパイロットは1人もいなかったという。
同じような飛行中のエンジン全停止の事故では、近年のハドソン川不時着事件も有名である。あの時のパイロットもベテランであり、グライダーの操縦経験があったという話である。
メーデーを観ていると、航空機は新しいモデルは意外に危ないことがわかる。もちろん、古いのもまずいが。
これは新しい機体は、細かい点で安全性が向上しているが、パイロットが新しい機器に不慣れだったり、計器を見る際に錯覚が起こりやすいとか、微妙なマイナーチェンジが必要な部分が残っているからである。これはパソコンのOSなどでも同じようなことがいえる。
メーデーの事故検証の番組を観ていると、理論と実際は異なることがよくわかる。これは医学にも同じことが言える。臨床はまた別なのである。
参考
サバイバルゲーム
代謝されず尿からそのまま排泄される薬は何度でも循環できる
元々、メーデーはフランス語のvenez m'aiderに由来し、メーデー、メーデー、メーデーと3回言うルールになっているらしい。メーデーは船舶、航空機、車両、または人間が重大な危機にあり、一刻も早く救助要請をする場合に発せられる。
ナショジオ(ナショナルジオグラフィックチャンネル)のこの番組は航空機の救難信号のケースのみ扱っており、航空機事故の検証番組になっている。これが非常に面白い。
メーデーはカナダで製作されており、アメリカの事故でさえ中立の立場から検証されている(例えば、アメリカ海軍ミサイル巡洋艦によるイラン航空のエアバスA300B2撃墜事件など)
ナショジオはディスカバリーチャンネルを観ていて知るようになったが、ヒストリーチャンネルを観ようと視聴できるチャンネルを拡大したところ、ナショジオが一緒に付いてきた。元々ヒストリーチャンネルを観ようとしていたのである。
ナショジオはディスカバリーchとコンセプトが似ており同じような番組がある。それぞれに面白いが、嫁さんと僕は同じ意見で、面白さと映像の美しさの点で、ナショジオの方がやや上回るという結論である。
メーデーはほぼ毎日数時間は放映されており、いつもこのチャンネルを観ていると、同じ番組を何度も観てしまう。いつも思うのは、番組の観始めに、
この番組は確かに観た憶えがある。
しかし、どのような結果だったのか憶えていない・・
相当にこれはキテいると言えよう。いかに自分たち夫婦がボケたか検証番組でもある。つまり、何度でも同じ番組を楽しめると言うおまけつきであった。
メーデーは、いかに些細な人為的ミスや故障などの原因で航空機が墜落してしまうか、よくわかる番組といえる。人間は万能ではないし、それはコンピュータだってそうである。
航空機について今まで知らなかったことがよくわかるというか、勉強になる。例えば、
航空機の寿命は10万時間、52年間程度。
など。だから、ちょっとした故障は当然として、かなり破損した場合でも航空機は修理を繰り返し長期に使用されているのである。
例えば、1983年7月、エア・カナダ143便がモントリオールからエドモントンへの飛行中に高度4万1000フィートで燃料切れを起こした有名な航空機事故がある。
エンジン停止後はパイロットの操縦により滑空し、マニトバ州ギムリーにあった元カナダ空軍基地内の滑走路跡地へ無事に着陸を果たしている。果たしたとはいえ、着陸時にタイヤが破裂し、すぐに航空機の顎の部分を地面に付けた状態になり、摩擦による熱で煙を上げながら着陸。奇跡的に着陸時には怪我人が出なかった。ただし着陸直後、すぐに火災が起こるのではないかと乗客にパニックが起こり、脱出の際に擦過傷や骨折を負った人たちがいる。(燃料切れだったので火災にならなかった)
この破損したボーイング767-200は、ギムリー・グライダーという愛称で呼ばれ、その後、修理されて2008年まで運用、引退となっている。
つまり、少々の事故では航空機は簡単に廃車(廃航空機?)にならない。
かなりの上空で燃料切れを起こした航空機をグライダーのように着陸させる技術は大変なもので、実際、その後の検証では、フライト・シミュレーターで同じ設定で多くのパイロットが試みたところ、無事、着陸させたパイロットは1人もいなかったという。
同じような飛行中のエンジン全停止の事故では、近年のハドソン川不時着事件も有名である。あの時のパイロットもベテランであり、グライダーの操縦経験があったという話である。
メーデーを観ていると、航空機は新しいモデルは意外に危ないことがわかる。もちろん、古いのもまずいが。
これは新しい機体は、細かい点で安全性が向上しているが、パイロットが新しい機器に不慣れだったり、計器を見る際に錯覚が起こりやすいとか、微妙なマイナーチェンジが必要な部分が残っているからである。これはパソコンのOSなどでも同じようなことがいえる。
メーデーの事故検証の番組を観ていると、理論と実際は異なることがよくわかる。これは医学にも同じことが言える。臨床はまた別なのである。
参考
サバイバルゲーム
代謝されず尿からそのまま排泄される薬は何度でも循環できる