3ヶ月に1度の受診 | kyupinの日記 気が向けば更新

3ヶ月に1度の受診

SSRIでは特に投与期間の規定がないので、かなりの長期間の処方が可能である。

しかし、あまりに長い期間だと大量服薬などのリスクがあるし(あくまで見かけ上だが)、常識的にはせいぜい3ヶ月くらいが目安だと思う。

これは抗てんかん薬が3ヶ月制限があることもいくらか関係している(多剤の場合、ここが律速段階)。

投与期間の制限を受けるのは、抗てんかん薬の3ヶ月と眠剤の1ヶ月である。

普通、アモバン、デパスなどを除く、ベンゾジアゼピン系の眠剤を投与されている人は1ヶ月を超えて処方されない。もしイソミタールを処方されている場合は14日までに制限される。

今回は、寛解ないし寛解に近い人がSSRIだけ処方されているケースである。

ある患者さんは初診時、パキシルが40mgだけ処方されていた。初診時に既に2ヶ月ごとに通院していたようである。

その後、僕がパキシルの減量を提案。僕の患者さんではパキシル40mgという人が(転院直後を除き)皆無なのである。

その後、順調に減量し、パキシル10mgまで減量できた。この際の離脱症状はほぼなかったので、わりあい減量しやすい人だったと思う。

その後、ジェイゾロフトに変更することを勧めた。本人が嫌がるならそのままでも良かった。

パキシルからジェイゾロフトへの変更はうまく行く人の方が遥かに多い。また体重減少などのメリットがあるし、少なくともジェイゾロフトでも寛解の程度が変わらないのであればその後が扱いやすい。

本人の同意が得られたので、パキシル10mgをジェイゾロフト25mgに変更した。

たまにパキシルでないとどうしても違和感が出るとか、アップされる感じが削がれるという人もいるがたぶん10人に1人くらいである。

パキシルはジェイゾロフトに変更するかサインバルタに変更するパターンが多いが、サインバルタはSNRIなので、同種の変更とはみなされない。サインバルタも強力な抗うつ剤なので、パキシルやジェイゾロフトあるいは旧来の3環系・4環系でうまくフィットしないなら試みて良い薬である。

特殊な変更パターンとして、パキシルからラミクタールあるいはトピナというものもある。

最初に挙げた人だが、自覚症状の変化がなく、パキシルからジェイゾロフト25mgに変更できた。今後、これ以上減量するつもりはないし、たぶん中止することもないと思う。この患者さんはずっと普通に働いており入院したこともなく、健康な人と区別がつかないような人なのである。

したがって再診時にも話す話題は、仕事のこととかどうでも良いような無駄話である。会社は大手で順調らしい。

そのようなこともあり、3ヶ月ごとに受診してもらうことにした。3ヶ月というと90日だが、それだと受診する曜日が違うので不便である。だから、84日ごとにした。(28×3)

体重だが、パキシル10mgからジェイゾロフト25mgに変更し7kg減量できたと言う。

参考
ジェイゾロフトとパキシル (ジェイゾロフトその3)