リスパダールコンスタの4週間間隔投与
リスパダールコンスタは、筋注した翌日か2日目くらいに、精神症状に何らかの変化が生じることの方が多いように思う。
それは僅かな不安感の自覚とか、他覚的な不穏状態、あるいはわずかに鎮静が診られることもある。(賦活的なゆらぎの方が多い)
これはたぶん、初期にわずかにリスペリドンの放出があることが予想されるが、実際にそういうことが生じているようである。
しかし薬理学的には3週目まで実質的なリスペリドンの放出は起こらないらしい。当初のごくわずかなゆらぎは、その後の精神症状の変化を決定するものではない。(過去ログ参照)
リスパダールコンスタは、従来のハロマンス(ネオペリドール)やフルデカシンと異なり、2週間ごとの筋注が推奨されており、これは1ヶ月ごとに通院したい患者さんにとって、利便性が相当に悪いものである。
リスパダールコンスタを4週間ごとに筋注するという調査があり、再発率や副作用の点で、2週間間隔の筋注に比べ治療効果は劣らないとされている。
これはエビデンスも少なく、今後、同じような調査が実施されると思われる。4週間間隔では1ヶ月中の血中濃度の上下変動が2週間間隔に比べ大きいのである。しかしながら、それが治療効果にまで大きく影響はしないといったところであろう。
問題は、規定どおり筋注しない場合、それがレセプトで認められるかであろう。日本ではこれが全てと言える。
アリセプトは最初3㎎から開始し、その後5㎎に増量するルールがあり、それに違反して3㎎をずっと処方していた場合、ずっと以前は減点になることが多かった。例えば、「この人は薬に弱いので・・」などとコメントしていても減点されることもあったのである。
いかに杓子定規の審査が行なわれていたかがわかる。
今は、その辺りはかなり柔軟に対応されており、レビー小体病の人にアリセプトを0.75~1㎎処方し続けても、「この人は非常に薬に弱いため仕方なく少量投与している」と書き、アルツハイマー型認知症の病名があれば大丈夫になってきている。
しかし、リスパダールコンスタの1ヶ月1回の処方の場合、そういうコメントが付け辛い。理由がないからである。リスパダールコンスタはかなり高価な薬物なので、奇妙な投与法を指摘され減点された場合、申し開きが難しい。
はっきりって、リスパダールコンスタの減点は痛すぎる!
よくわからないのが、アリセプトもそうだが、少量で十分な人に少量を投与しているため、保険請求もその分少なくなるのに、ペナルティを受けねばならないこと。
無駄をしていないと言う点で、これ以上、国家予算に貢献していることはないと思うのに・・
あと、リスパダールコンスタは12.5㎎のアンプル(15㎎でも可)があった方が、より細かい処方ができるようになるといつも思っている。(12.5㎎でも十分な人もいる)
参考
リスパダール
リスパダール(その2)
リスパダール・コンスタ
リスパダール・コンスタ(続き)
リスパダールコンスタが高すぎること
リスパダールコンスタとリスパダール
今までは取り組めなかったことが今は可能
アリセプトとレビー小体病
それは僅かな不安感の自覚とか、他覚的な不穏状態、あるいはわずかに鎮静が診られることもある。(賦活的なゆらぎの方が多い)
これはたぶん、初期にわずかにリスペリドンの放出があることが予想されるが、実際にそういうことが生じているようである。
しかし薬理学的には3週目まで実質的なリスペリドンの放出は起こらないらしい。当初のごくわずかなゆらぎは、その後の精神症状の変化を決定するものではない。(過去ログ参照)
リスパダールコンスタは、従来のハロマンス(ネオペリドール)やフルデカシンと異なり、2週間ごとの筋注が推奨されており、これは1ヶ月ごとに通院したい患者さんにとって、利便性が相当に悪いものである。
リスパダールコンスタを4週間ごとに筋注するという調査があり、再発率や副作用の点で、2週間間隔の筋注に比べ治療効果は劣らないとされている。
これはエビデンスも少なく、今後、同じような調査が実施されると思われる。4週間間隔では1ヶ月中の血中濃度の上下変動が2週間間隔に比べ大きいのである。しかしながら、それが治療効果にまで大きく影響はしないといったところであろう。
問題は、規定どおり筋注しない場合、それがレセプトで認められるかであろう。日本ではこれが全てと言える。
アリセプトは最初3㎎から開始し、その後5㎎に増量するルールがあり、それに違反して3㎎をずっと処方していた場合、ずっと以前は減点になることが多かった。例えば、「この人は薬に弱いので・・」などとコメントしていても減点されることもあったのである。
いかに杓子定規の審査が行なわれていたかがわかる。
今は、その辺りはかなり柔軟に対応されており、レビー小体病の人にアリセプトを0.75~1㎎処方し続けても、「この人は非常に薬に弱いため仕方なく少量投与している」と書き、アルツハイマー型認知症の病名があれば大丈夫になってきている。
しかし、リスパダールコンスタの1ヶ月1回の処方の場合、そういうコメントが付け辛い。理由がないからである。リスパダールコンスタはかなり高価な薬物なので、奇妙な投与法を指摘され減点された場合、申し開きが難しい。
はっきりって、リスパダールコンスタの減点は痛すぎる!
よくわからないのが、アリセプトもそうだが、少量で十分な人に少量を投与しているため、保険請求もその分少なくなるのに、ペナルティを受けねばならないこと。
無駄をしていないと言う点で、これ以上、国家予算に貢献していることはないと思うのに・・
あと、リスパダールコンスタは12.5㎎のアンプル(15㎎でも可)があった方が、より細かい処方ができるようになるといつも思っている。(12.5㎎でも十分な人もいる)
参考
リスパダール
リスパダール(その2)
リスパダール・コンスタ
リスパダール・コンスタ(続き)
リスパダールコンスタが高すぎること
リスパダールコンスタとリスパダール
今までは取り組めなかったことが今は可能
アリセプトとレビー小体病