浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
「夫の不倫を疑っている(確信している)のですが、泳がせてもなかなか相手の女と会いません。私の勘違いでしょうか?」というご相談を本当によくお受けします。
結論から言えば、あなたの勘違いではありません。
彼らは不倫が終わったのでも、あなたの思い過ごしでもなく、会う回数を少なくしている理由があるのです。
「あまり会っていないみたいだから、もう終わったのかな?」
「頻度が少ないなら、放っておいても大丈夫かしら」
その考えは捨ててください。
会う頻度が低いからといって、不倫が終わっているわけではありません。
今回は、私が調査員時代に実際に目撃した2つの事例を紹介し、「二人はなぜそんなに会わないのか」の理由を解説します。
【事例1】探ってから4か月後の接触!長い待ちぼうけの結末
浮気夫はある自治体のかな〜り上の役職に就いている「60歳手前のお偉いさん」。
相手の女は「40代半ばの同じ市の職員」。
つまり、社内ならぬ「庁内W不倫」でした。
この浮気夫は行動が読めず、夫を追い続けるのは無理だということで、私たちは女をマークすることにしました。
当時、依頼者である奥様は、夫の携帯を見ることができていました。
そこには女からの「会いたい〜」といった内容が多々ありました。
しかし具体的に「じゃあ明日」「いついつ」といったスケジュールまではありませんでしたが、いい歳をした公務員のお二人がそんなラブメールをやっていたら、誰だって「近々会うはずだ!」と思いますよね。
だが、何度女を追っても一向に会いません。
女は仕事帰りにイタリアンや居酒屋へ行くなど行動はお盛んなのに、一向に夫は現れない。
出てくる相手は、他の同僚や仲間ばかり……。
私:「もう結構追っていますが、しばらく様子を見た方がいいですね。相変わらず二人のメールはどうですか?」
奥様:「女のラブメールがすごいです。自分の体の一部の画像まで送信してきます。本当に気持ち悪い!」
「ほんと早く会えよ!」とシンプルに思いましたが、これは女の「じらし作戦」だな……と段々と空気を読みました。
こうなったら待つしかありません。
最初の一カ月はリアルに女を追って、次の一カ月は怪しい日だけ女をマークして、諦めずに待つこと計4カ月。
ついに、運命の黄金メールが届きました。
女からのメールには、こう書かれていたのです。
「**の露天風呂、今ネットで予約したよん」
何が「したよん」だ(苦笑)。
しかし長かった。浮気夫は女と泊まる連休のことについて、奥さんに「仕事で出張だから」と予告していたそうです。
「女と露天風呂付き旅館に行くんでしょ」と裏を知っていた奥様は、相当にはらわたが煮えくりかえっていたでしょう。
そんな執念の長期戦の末、ついにまさかのお泊り旅行の現場(不貞の証拠)を押さえることができたのです。
なぜ彼らは「滅多に会わない」のか?その驚愕の結論
なぜ、これほどまでに会わなかったのか。
実は、この女の狙いは「人事権を持つお偉いさんの夫に、女を武器にして自分を優遇してもらおう」という、すり寄りの策略(ビジネス不倫)だったのです。
もちろん夫も、本気の恋愛などではなく「たまに性的欲求を満たせる都合のいい愛人」として認識していました。
つまり、【お互いの利害が完全に一致していた】のです。
利害一致の不倫だからこそ、頻繁に会う必要がない。
そして、絶対にバレてはならないからこそ、警戒して滅多に接触しない。
「そんなに会う必要はない」
「会う理由は〇〇だから」
「絶対にバレないようにしなくてはいけない」
だからあえて会う回数を絞っているという、割り切った大人の関係だったということです。
【事例2】不倫相手が遠方に引っ越したから別れたのか?
もうひとつ、なかなか会わない二人の事例です。
ある奥様が、夫宛てに送られた「女からの手紙」を見てしまいました。
その女は以前、同じ市内に住んでいた女性でした。
当時、奥様は夫の不倫を怪しんでいましたが、夫にはぐらかされ、証拠もなかったためそのままになっていたそうです。
その後、いつしか女は遠方へ引っ越していきました。
奥様はほっとしたそうです。
「会おうと思えば会えなくはないけれど、これで終わってくれれば……」と。
だが、油断していた矢先、ふと目にしてしまった手紙の内容は、会えない寂しさを綴っているストーリーでした。
読めば読むほど、「終わっていない!」と確信せざるを得ない内容です。
奥様は手紙のことはじっと我慢しました。
遠距離不倫。
そういえば、たまに夫は一日出かける日がある。
でも手紙の様子だと、あまり頻繁には会えていない様子。
そんなタイミングで、奥様は探偵をつける決意をされました。
これもなかなか手掛かりを掴みにくい、難しい調査です。
そこで私たちは「必殺様子見作戦」を取りました。
私:「また手紙が見れたり、何かご主人に変わったことがあったらお知らせください」
すると、それから半月後。
奥様から「夫が旅行のパンフレットばかり見ている」と電話がありました。
それも「東北・青森」のパンフレット。
その夫は、今までも夫婦や家族で旅行に行くなど、何か目的があると熱心にパンフレットを見る癖があったそうです。
私と奥様の中で、「(女のところへ)行く気だな!」と見解が一致したことは言うまでもありません。
その後、夫が「今度の連休は仕事だから、大阪のビジネスホテルに泊まる」と、パンフレットとは真逆の方向を言い出しました。
「青森のパンフレットはカモフラージュで、本当に大阪に行ったらどうしよう」という不安もありましたが、奥様はいちかばちかで調査を決行。
手掛かりはただ一つ、「家で旅行パンフレットを見ていた」という理由だけです。
そして調査当日。浮気夫は電車で都内に向かいました。
東京駅に着いて新幹線で大阪へ向かう展開も心配しましたが……やはり、向かったのは東北方向でした。
遠方に引っ越して物理的に頻繁に会えなくなった不倫関係でしたが、終わるどころか水面下でしっかり繋がっていたのです。
物理的に会えない二人も、意識して会わない二人もいる
よくカウンセリングの現場でも言いますが、不倫相手と北海道や沖縄くらい距離が離れたとしても、二人は別れません。
会いに行けばいいだけだからです。
私はこのような遠距離不倫の二人を、本当に数多く見てきました。
このような不倫者がしっぽを出すときは、ある日突然やってくることが多い。
今回の事例は、運よく密会の兆候が出たケースでしたが、同じような「密会の兆候」が日常に転がっていませんか?
「最近会ってなさそうだから」「遠くに行ったから」と安心せず、夫の行動の裏にある小さな違和感にアンテナを張っておいてくださいね。

