前回の記事で、息子と話し合えた出来事を書きました。
でも、実はあの時の私は、
息子の話をそのまま聞けていたわけではありませんでした。
今日は、そのことについて書いてみようと思います。
お昼ごはんが冷めてしまったやりとりで、息子が不機嫌になったとき。
息子はあとから、
「嫌だったのは、呼ぶタイミングじゃない。」
「その言い方が嫌だった。」
と話してくれました。
でも、その場では私は、
「え?そんなことで?」
という気持ちでいっぱいだったんです。
それどころか、
「こんなに体調のことも勉強のことも考えて関わっているのに、まだ私が悪いって言われるの?」
そんなふうに感じていました。
でも、あとから振り返ると…。
息子は一度も、
「お母さんが悪い。」
とは言っていません。
ただ、
「その言い方が嫌だった。」
と伝えただけでした。
なのに私は、
「責められた。」
と受け取っていたんです。
どうして、そんなふうに受け取ったんだろう。
考えていて思い出したのが、息子の癇癪がひどかった頃のことでした。
毎日のように怒って、
物に当たって、
先が見えなくて。
私はいつも、
「どうしたら落ち着くんだろう…」
「私の関わり方が悪いのかな…」
そんな風に考えていました。
もちろん、子どもの気持ちを理解しようと学びながら、
「これは息子の課題。」
「これは私の課題。」
と境界線を意識することも、少しずつできるようにはなってきていたと思うんです。
それでも、
息子が不機嫌になると、
心がザワッとする自分は残っていて。
実は今でも、
物に当たる音を聞いたり、
不機嫌な空気を感じたりすると、
体が先に反応してしまうことがあります。
頭では、
「今は昔とは違う」
と分かっていても、
体や心は、あの頃の緊張を覚えているんですね。
だから今回も、
息子が不機嫌になった瞬間、
私は無意識に、
「私が悪いの?」
「また責められた!」
そんな"メガネ"をかけて、息子の言葉を聞いていたのかもしれません。
「人はみんな、自分のメガネを通して物事を見ている」
というお話をしています。
同じ出来事でも、
人によって受け取り方が違うのは、そのメガネが違うから。
今回の出来事で改めて思いました。
息子は「言い方が嫌だった」と伝えただけ。
でも私は、「責められた」と受け取った。
つまり、私は"責められる"というメガネをかけて、息子の言葉を聞いていたんです。
子どもの言葉にイライラした時。
相手を変えようとする前に、
「私は今、どんなメガネをかけてこの言葉を聞いているんだろう?」
そんなふうに自分に問いかけてみる。
それだけでも、イライラがそのまま相手に向かうことは、少しずつ減っていくんじゃないかな、と思います。
子どものことを知るのと同じくらい、自分を知ることも大切だなぁと、改めて感じました。
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