②はこちら『父の実家②三日後』①はこちら『父の実家①懐かしい光景』以前X(Twitter)で手書きで書いたコラムを、ブログに移植しようと思いつき書くことにしました。数日かけて書きますけど正…リンクameblo.mom


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④はこちら『父の実家④雷を呼ぶ親父』①はこちら『父の実家①懐かしい光景』以前X(Twitter)で手書きで書いたコラムを、ブログに移植しようと思いつき書くことにしました。数日かけて書きますけど正…リンクameblo.mom


2003年秋。
それまで祖母・伯父・伯母・従兄の4人暮らしだった父の実家だったが、
伯母と祖母が立て続けに亡くなったことで、伯父と従兄の2人だけになってしまった。

それから程なくして、家を建て替えることになり、
仮住まいへの引っ越しと古い家の片付けを手伝いに行った。

家を囲うように、大量の鉢植えが並べられていた。
この家には庭がないため、植物を育てるとなるとこうするしかなかったようだ。
伯母の趣味だっただろうか、もう育てられる人がいなくなってしまったので、すべて処分してしまった。

いやもしかしたら少しは残したのかな。


合間に携帯で家の写真を撮った。

今はもうその画像は見られないが、当時の私はそれで満足していた。


新しい家が完成し、新築祝いに訪問した。

元々敷地が大きくないため、男性2人が暮らすにはちょうどいいコンパクトな家だ。

その分、かつての面影は消えてしまった。


惣菜屋の名残だった大きな冷蔵庫も

物が雑多に置かれていた物置も

古い木戸で豆電球がぶら下がったトイレも

床が不安定なベランダも

すべてなくなってしまった。


風呂のない家だったが、新しい家には風呂がある。

たった1回のお泊まりで行ったあの銭湯もとうに閉めてしまった。


もはや、ここは父の実家ではないのだ。


その中でも変わらないものといえば、

家族2人を亡くしてもたくましく生きる伯父と従兄、

そして祖父母と2人の伯母の位牌が入る仏壇くらいである。


父の実家 完


*  *  *


 ◎今回の記事の元になったポスト

 


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