ラグーザの後はバスでシラクーサへ行きまし
た。シラクーサは紀元前から文明が栄えた場
所で、『走れメロス』の暴君のモデルとなった
暴君ディオニュシオスとか数学者のアルキメ
デスが出てポエニ戦争の舞台でもありました。
ネアポリス考古学公園に入ってすぐのところ
に生贄の祭壇がありました。ガイドさんが、
ここで何百頭もの牛を神様の生贄にして肉は
焼いて食べたと言っていました。
古代地中海世界は牛と深い繋がりがあります。
ギリシャ神話ではゼウスが牛に化けて美女エ
ウロペをさらったり、牛の化け物ミノタウロ
スが出てきたりします。フェニキア文字の最
初の文字アレフ(アルファ)はAを横にした
ような形をしていて牛の顔を表しています。
ハンニバルはローマ軍との戦いで何百頭もの
牛を集めて角に松明の火をつけ、夜中に走ら
せてローマ軍を混乱させています。牛がたく
さんいたからこそできることです。
考古学公園はものすごく広いです。
石切り場があります。
石切り場もものすごく広いです。
有名なディオニュシオスの耳、前に立って
いる人と比べるとその大きさがよくわかり
ます。
『走れメロス』は太宰治の作品には珍しく
単純明快でハッピーエンドの作品ですが、
伝説に残るということはよっぽどの暴君
だったのだと思います。
ここを『ディオニュシオスの耳』と名付け
たのはカラバッジョ、囚人を閉じ込めて上
から話を聞いていたとしました。そういう
カラバッジョ自身もまた殺人を犯して追わ
れる立場にいました。
長い歴史の中で極端な人がたくさん出てまた
極端な人が訪れているシチリア、その歴史の
激しさを想像すると頭がクラクラします。
とにかく広いです。
ギリシャ劇場は修復工事が行われていまし
た。
シラクーサだけでなくシチリアや南イタリア
では劇場や闘技場の遺跡はいろいろなところ
で見ました。
ギリシャ劇場はとにかく広いです。他にも観光
客はたくさんいたはずなのに写真にはあまり写
っていません。
円形闘技場もあります。
ここもメチャクチャ広いです。シチリアの
ツアーに参加すると中世の大聖堂を見てバ
ロックの街を見て古代ギリシャの遺跡を見
てと次から次へと歴史が出てくる、それも
みんな自分が興味を持った内容のところば
かりなので頭がクラクラしてお腹いっぱい
になります。
橋にはアルキメデスの像がありました。
ローマ軍は有名なアルキメデスは殺さ
ないようにと命令したけど、それを知
らない兵士によって殺されてしまいま
した。
シチリアには濃い歴史がいたるところで
刻まれていました。
















