こんにちは。

夜、暗くなるのが早くなってきましたね…

仕事が終わって駐車場に行くと、

自分の車を探すのに時間がかかります。

なおです

朝パタパタしてるからね、どこに停めたか忘れちゃうの…

 

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あるところに、

1人の女がいた。

その女は、いつの頃からか、褒めて欲しくて仕方がなくて、

「頑張れば褒めてもらえる」と思い込んでは、

お父さんやお母さんや家族に褒めてもらえるようにと、優等生のフリをするようになった。

優等生のフリをして「いい子」になろうと頑張っていたのに、

お父さんにもお母さんにも家族にもなかなか褒めてもらえないまま、大きくなった。

 

大人になった、その褒めて欲しい女は、

ある男と結婚したが、

なんと、その男は、

めったに褒めない男だった。

 

そんなことを知る由もない女は、相変わらず

「頑張っていれば褒めてもらえる」と思い込んでいたから、

大好きなその男に褒めて欲しくて、やっぱり頑張った。

いい妻になろうとして家事や仕事に励み、

子供が生まれれば、いい母になろうとして育児にも精を出した。

 

褒めて欲しい女は、

ただただ、その男に褒めて欲しくて、

仕事をしながら、家事も育児も1人で抱えて、

頑張って、頑張って、頑張っていた。

 

けれども、その男は、

飛びぬけて人と違うところを持つ人しか褒めない、めったに褒めない男だったから、

女がいくら頑張っても、

全然褒めてはくれなかった。

 

女は、いくら頑張っても男が褒めてくれないものだから、

「こんなに頑張ってるのに、どうして褒めてくれないのよ!」と、

イライラするようになった。

そして、いつしか、そのイライラを、

子供や男にぶつけるようになった。

毎日イライラしているうちに、

その褒めて欲しい女は、

大好きな男に優しくできない自分を、

カワイイ子供にイライラをぶつける自分を、

どんどん嫌いになっていった。

 

 


褒めて欲しい女は、

男や子供に優しくなりたくて、

自分のことを好きになりたくて、

「心」のことを学ぶようになった。


「心」のことを学んでしばらくしたある日のこと、その褒めて欲しい女は、

「褒めて!」と言えば褒めてもらえるのではないかと、思い立った。

けれど、いざ「褒めて!」と言おうとするも、

女の口から、「褒めて!」の言葉はなかなか出てこない。

 

褒めて欲しい女はずっと、

「褒めて!」という言葉を言わずに飲み込んで、

褒めてもらえるような「いい子」になろうと頑張ることしかしてこなかったから、

一度飲み込んだ言葉は、なかなか出てこなかったのだ。

 

けれども、女は、そのめったに褒めない男に褒めて欲しかったから、

勇気を出して、「褒めて!」と言ってみた。

 

すると、男は困ってしまった。

褒める言葉が出てこない。

めったに褒めないものだから、どう褒めていいかわからなかったのだ。

それでも、めったに褒めない男は、褒めて欲しい女の期待に応えようと、必死に考え、

「毎日ご飯を作ってくれるところ!」

と答えた。

 

めったに褒めない男が頭を絞って褒めてはくれたが、褒めて欲しい女は、あまり嬉しくなかった。

行為」ではなく、「女自身」を褒めて欲しかったからだ。

褒めて欲しい女は満足できなかったから、

「褒めてくれて嬉しいけど、もっと私自身を褒めて欲しいなぁ~」

と、欲しいものを「欲しい!」と伝え続けた。

その度に、めったに褒めない男が困ったように見えたが、女は気持ちを伝えることを諦めなかった。

 

 

 

そんなある日のこと。

「心」について学んだ褒めて欲しい女は、あることに気がついた。

 

「褒めて欲しい」気持ちがあるのは、

「褒めてもらえない私は、どうせ愛されてない」という前提を持っているからだ、ということに。

そして、

「褒めて欲しい」と思う気持ちの下には、

子供の頃に、

自分のことを構って欲しくて、見て欲しいのに、

構ってもらえなくて、見てもらえなくて、

寂しかった気持ちが未消化のまま残っていたことに。

 

そのことに気づいた褒めて欲しい女は、

「心」について学ぶ中で得た、

そのまんまの自分で愛されているということ、

未消化の気持ちは、じっくりと感じ切ることで消化できるということを思い出し、

自分で自分を癒してみようと、

自分の中の寂しい気持ちに寄り添ってみた。

 

寂しかったんだね~

お父さんに見て欲しかったよね~

お母さんに構って欲しかったよね~

見てもらえなくて、寂しかったね~

構ってもらえなくて、寂しかったね~

寂しかったんだね~

 と呟くと、

心の中に寂しい気持ちがじわーっと広がり、

褒めて欲しい女の目からは、涙がこぼれた。

 

ひとしきり泣いて気持ちが落ち着いたところで、今度は、

褒められなくてもいい、そのまーんまの私で、どうせ愛されてるし」と、魔法の言葉を呟いた


そして今度は、自分で自分を褒めてみることにした。

 

今まで、よく頑張ってきたね~!

ホント、頑張ってきた!

褒めて欲しかったんだもんね~!

女は、困ってしまった。

自分で自分を褒めようとしたが、

「頑張ったね~!」しか出てこない。

自分自身を褒める言葉が出てこないのだ。

 

そこで女は気づいた。

自分自身を、どんな風に褒めていいかわからないことに。

そして、

褒める言葉が出てこなかった、めったに褒めない男の姿は、

自分自身をめったに褒めない、自分の姿だったということに。

 

褒めて欲しい女は、褒めることがこんなにも難しいとは思っていなかったから、

女が「褒めて!」と言った時に、めったに褒めない男が、

困りながらも必死に考えてくれたことを思い出し、

「必死に考えてくれる程、男は自分のことを愛してくれているのかもしれない。褒めてもらえなかったけど、私は愛されているかもしれない。」

と思えて、心がじんわりあったかくなった。

 

そう。

褒めて欲しい女は、「どうせ愛されてない」と思っていたから、

「褒めてもらう」ことで、「私は、愛されている」ことを感じたかったのだ。

 

けれども、

褒めてもらえなくても、

自分は男に愛されているのかもしれない

と思えると、

めったに褒めない男が、

女のために

褒めるところを考えてくれたり、

毎日家事を手伝ってくれたり、

毎日育児を手伝ってくれたり、

仕事を頑張って家庭を支えてくれたり、

女の弱音を聞いてくれたり、

女のイライラを受け止めてくれたり、

なんだかんだ言いながらも一緒にいてくれたり…


と、女が愛されている証拠が次々と目に入ってきて、めったに褒めない男の「愛情」が確かにそこに「ある」ということにも気づいた。

「私は、愛されている」ことを実感し始めた褒めて欲しい女は次第に、

「褒めてもらえなくても、いいのかもしれない」

と思えるようになっていった。

 

自分で自分の中にある寂しさに気づき、

その気持ちに寄り添い、

誰よりも自分が自分自身をわかってあげることで女の心は癒され、


魔法の言葉を呟くことで、

「私は愛されている」という現実に変わっていったのだ。


 

 

 

それから何日経ったことだろうか。

ある日突然、めったに褒めない男から、褒めて欲しい女へ1通のLINEが届いた。

 

そのLINEを読んだ、女の目からは、

涙がボロボロとこぼれた。

 

そこには、

女のいいところがいくつも並べて書いてあったのだ。

 

女は、嬉しかった。

男が、

女のことを褒めてくれたことも勿論嬉しかったが、

それよりも、

褒めて欲しい女のことを褒めようと考えてくれた男の気持ちが、

女の言ったことを覚えていてくれた男の気持ちが、

「私は、大好きなこの男に愛されている」

実感が確かになって、女は、あたたかい気持ちでいっぱいになった。

 

女が、男に

「ありがとう、嬉しかったよ」

と、恥ずかしそうにしながら素直な気持ちを伝えると、男は、

「たまたま思いついたからね」

 と、同じように恥ずかしそうに返した。

夫婦は、やっぱり鏡だった。




褒めて欲しかった女は、

その後も、

自分自身の気持ちに寄り添い、

「そのまんまの私で、どうせ愛されてるし」の魔法の言葉を呟き、

素直な気持ちに気づいては、その気持ちを伝えることを頑張りながら、

めったに褒めなかった男と子供達と一緒に、

いつまでも幸せに暮らしましたとさ。

 

おしまい

 

 

 

ベルお知らせ

 

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12月19日(火)
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場所
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました

おわりつながるうさぎ