心理カウンセラー・公認心理師の
栗林あや(いがぐりこ)です。
「この人にさえ、わかってもらえたら」
そう思って、たったひとりの人にしがみついていたことがあります。
若い頃の恋愛がまさにそうでした。
相手にわかってもらいたくて、でも思い通りにならなくて。
「なんで伝わらないんだろう」って思って、勝手に落ち込んで、自分から離れていく。
で、離れたあとに「やっぱりわかってほしかった」ってまた別の人を探そうとする。
人間関係で、「もういいや」と「でもわかってほしい」の間を、ずっと行ったり来たりしていました。
みなさんは、似たようなこと、ありますか?
恋愛じゃなくても、親でも、友達でも、職場の人でも。
たったひとりの人に「全部わかってほしい」と思って、苦しくなったこと。
先日、「日常で使える『心の整え方』3時間講座」にアシスタントとして参加していたとき、
コバさんが「依存先を増そう」という話をしていました。
「依存」って聞くとネガティブに聞こえるかもしれないんですけど、
要は「頼れる場所を増やす」ということです。
この言葉を聞いたとき、「ああ、私が楽になったのってコレだな」って腑に落ちました。
振り返ってみると、若い頃の私は、たったひとりの人に100%を求めていました。
その人にわかってもらえないと、「誰にもわかってもらえない!」「世界中が私を見捨てた!」と思い込んでいました。
(言葉にすると酷くてはずかしい!
)
頼り先がひとつしかなかったから、そこが崩れると、メンタルも体調も人間関係も、人生全部崩れていたのです。
今の私は、年齢も重ねて(笑)、ちょっとずつ頼れる場所がいくつもあります。
なんかモヤモヤしたとき、元気を出したい時、ランチしながら聞いてくれる友人がいる。
一緒に目標に向かって走れる仕事仲間がいる。
家族とたわいもない話をして笑える時間がある。
カウンセラースクールの同期と「あれ大変だったよね」「今こうしてるよ」って言い合える関係がある。
どの関係も、100%私をわかってもらえるわけじゃないです。
そして、わたしも相手のことを100%わかっているわけじゃない。
でも、少しずつ頼れる場所がある。
少しでも力になれる場所がある。
何かが大きく変わったわけじゃないです。
特別な誰かを見つけたわけでもない。
ただ、頼れる場所がひとつじゃなくなった。
それだけで、たぶん人生で、今が一番メンタルが落ち着いています。
「この人にわかってもらえない」って苦しくなったとき、
よかったら「他にもちょっと頼れる場所、あるかな?」って考えてみてください。
数ヶ月に1回ランチするくらいの関係でもいいです。
ネット上のつながりでもいい。
小さな頼り先を増やしていくだけで、気持ちの安定感がずいぶん変わると思います。
ひとりで抱えなくていい、と思えるだけで、毎日はちょっと楽になりますよ。
もっと深く心のことを学んでみたいなと思った方には、
私とコバさんが講師をしている
「カウンセリングスクール コバ&ぐりマスターコース」があります。
全10回の講座で、自分を整えながら、
人の心にも寄り添えるカウンセリングの技術を身につけていく講座です。
次期は3月29日からスタートします。
心のことを学んでみたいなと思っている方、
よかったら覗いてみてくださいね。
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