ご訪問ありがとうございます。
このお坊さんはよくわかっておられる。
強調は私がつけました。
「マインドフルネスを教えてほしい」というオファーには、「社員のストレスを軽減させるためのツール」として瞑想を利用しようとする企業側の意図が見え隠れしています。
かつて依頼をいただいた企業に足を運んだことがありましたが、
そもそも会社の在り方や、働き方のしくみ自体が社員にストレスを与えている
――その現実を目の当たりにして恐怖を覚えました。
「ストレスを感じない社員にしてくれ」
「社員の心を麻痺させてくれ」
そのようにすら聞こえてしまいます。
そのような職場に必要なのは、
マインドフルネス云々ではなく、社員がストレスを溜めずに働けるような環境づくりや根本的な経営改革でしょう。
教育にも通じるものがあります。
たとえば「折れない心の育み方」というものについて。
意義があるのは非常に限られた場合だと思います。
「生徒にストレスを感じさせないようにして問題を沈静化させたい」
という教師側の動機がある場合、根本的な問題解決につながりません。
多すぎる課題や部活など
生徒の負荷が高い要因を改善せず「折れない心を育む」とは、
過酷な環境に適応するように生徒の心を麻痺させることにつながりかねません。
いじめや不登校の問題に対して、
「本人がもっと強くなるべきだ」
「親がきちんと教育すべきだ」
といった声がよく挙がることから見て、
十分あり得ることだと思います。
「折れない心」を、
過酷な環境に適応するよう生徒に強要する口実にしてはいけません。
記事の一節
そのような職場に必要なのは、マインドフルネス云々ではなく、
社員がストレスを溜めずに働けるような環境づくりや根本的な経営改革でしょう。
教育現場に当てはめるならば、
擦り切れるような努力を強いられている生徒に
「折れない心」を求めるのではなく、
・生徒がストレスをためずに学べるような環境づくり
・負担が大きすぎるカリキュラムの見直し
・教員の労働環境の改善
・上記を実現するために必要な国家予算
が必要だと思います。
政治や社会に物申してもどうせ変わらないからと、
生徒にだけ変わることを求めるのは、
大人の怠惰ではないでしょうか。
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