こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア支援研究者の野嶋成美です。
今日は「札幌市主催ヤングケアラー支援研修(基礎編研修)」に参加してきました。
基礎編研修は、令和4年度から実施している札幌市のヤングケアラー支援の取組紹介と、 ヤングケアラー経験者の高橋唯氏をゲストに迎えたトークセッションの2部構成で行います。
実は、札幌市のヤングケアラー支援の取り組みを直接聞くのは今回が初めて。
これまでなかなか機会がなかったので、とても楽しみにしていました。
第1部:札幌市の取り組み
講師は、さっぽろ青少年女性活動協会こども若者事業部の森口さん。
ヤングケアラーの現状や相談窓口の実例を紹介されました。
特に印象に残ったのは、「本人が自ら相談窓口に来ることはほとんどない」という言葉。
家庭に関わるヘルパーや教師など、周囲の大人の存在が支援の入り口になるそうです。
また、「ヤングケアラーと自覚していない」「親に迷惑をかけたくない」と感じる子どもが多く、
まずは正しい理解と認識の広がりが必要だと感じました。
第2部:当事者の声にふれて
当事者の高橋唯さんは、「母のケアが当たり前の日常だった」と語り、
「ヤングケアラー」という言葉に出会って初めて自分を客観的に見られたといいます。
高橋さんのことはこちらに詳しく書かれています。
質疑応答では「どんな支援を望みますか?」という質問に対し、
「答えは簡単ではない。でもいつでも利用できる支援があるといい」と話されました。
モデレーターの松田さんの「助けてほしいとは思わない。ただ、わかってほしい」という一言に、会場から思わずハッと声が出てしまっていた瞬間が忘れられません。
ヤングケアラーの想いは、ダブルケアにも深く通じています。
「理解されること」こそが、支援のはじまり。
今日の学びを、これからの活動にも生かしていきたいと思います。
【今日の一言】
ケアラーを分類することは、もともとナンセンス
支援は家族まるごとで考えてほしい

