こんにちは。
北海道札幌市の介護と子育ての同時進行・ダブルケア専門家の「介護コンサルタント」野嶋成美です。
先日2月23日(土)岩手県奥州市で岩手奥州ダブルケアの会主催のダブルケアの勉強会が開かれました。
開始は11時。
朝一番の飛行機に乗って岩手に向かいます。
途中電車の乗り継ぎが悪くドキドキしましたが、無事に10時過ぎに会場に到着。
挨拶とかしているうちに、すぐに開始時間になっていました。
千歳空港に向かう途中の日の出
第1部は岩手県立大学の学生さんの研究発表と横浜国立大学の相馬先生の講演です。
最初は岩手県立大学社会福祉学部4年生の学生さんの研究発表から。
以前にたまえ♪さんが大学生の研究の聞き取り調査に協力している話を聞いた時から研究発表を聞きたいと思っていました。
このような形で聞けて本当に嬉しいです。
研究発表のタイトルは『子育て世代におけるダブルケアの現状と課題~今後求められる支援のあり方~』
研究方法は①質問紙調査②聞き取り調査の2つの調査を行い、岩手でのダブルケアの現状を調べています。
①質問紙調査では保育所に子どもを預けている保護者から104部のアンケートを集めています。
②聞き取り調査はダブルケアカフェの参加者に集団面接をしています。
これらの調査結果をもとにダブルケアラーの現状と課題をカテゴリーに分類し考察していました。
この中で私が注目したのは質問調査の回答で「ダブルケアという言葉を知らない 81%」は予想できましたが「ダブルケアに直面していない、あるいは直面する可能性がない 58%」だったことです。
考察で「子育てと仕事の両立で精一杯で現実問題として、ダブルケアについて考えられない、または考えたくないという可能性も考えられる」とありましたが、私も同感でした。
もちろんダブルケアにならない方が良いです。
しかし現実的に考えると6割近い人が可能性がないとは思えません。
まだまだ多様化する介護ケアに対する認知度が低いせいもあるかもしれません。
実際、親の介護をしていても「私はまだまだ介護とは言えません」と言う人が多いと感じています。
同居ではない、身体的ケアをしていない、などの理由で介護と認識していない人もいます。
さらに親の介護を考えたくない人もいます。
58%と言う数字の中にこれらの現状が見えてきました。
最後に今後の課題のひとつに「ダブルケアラーの生の声を行政や関係機関に伝えていくことが必要」とあげられていました。
微力ながら私もこの課題に取り組んでいこうと思いました。
100件以上のアンケートを収集し考察検討したのは大変な作業だったと思います。
このような大学の研究発表を聞いたのはこれが初めてです。
あまり例のないことだと聞きました。
この貴重な機会に参加できて勉強になったし、励みにもなりました。
研究発表してくれた学生のSさん、ご指導された先生、この勉強会にたずさわった岩手の皆さまに本当に感謝してます。
ついつい長くなってしまいました。
この後の勉強会の報告は続きで。


