鏡は先に笑わない | ricky321のブログ

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神様「お前たち人間は滑稽なことだが、時々鏡の中に手を入れて自分の髪型を先に変えようとしているのだ。」

みつろう「そんなことをしたら鏡の表面で確実に突き指をしてしまいますね。」

神様「鏡に映った現実の姿を変えるにはどうしたらいいと思うか?」

みつろう「先に鏡の手前にいる自分の髪型を変えればいいと思います。」

神様「そうだ。鏡に映った自分は過去であり、結果に過ぎない。」

みつろう「現実を先に変えることはできない。先に自分の考えを変える、つまり解釈を変えるということなんですね。」

神様「そうだ。お前はさっき、前を走っているノロマなクルマにクラクションを鳴らして、速く行かせようとしただろう。しかし、その運転手が速く行こうと思うとは限らない。」

みつろう「自分が車線変更をして追い越せばよかったのですね。」

神様「その通り。いいか、《鏡は先に笑わない》だぞ。まず自分が笑うんだ。そうすると鏡に映った自分も笑うだろう。クルマにはバックミラーやサイドミラーがあるな。だが、前を見るための鏡なんてないんだ。鏡に映っているのは後ろや過去じゃ。変えられんよ。前を見ることができるのは、お前さんについている二つの目玉だけだ。」

さとうみつろう著『神さまとのおしゃべり』より。適当に台詞は変えて記載しています。