時間が答えを導く | ricky321のブログ

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イオンとセブン&アイについて書いたので、経済の話を続ける。

『バブルの歴史』(エドワード・チャンセラー著/日経BP社)という、もう古典といって差し支えのない書籍がある。経済的な視点で歴史を見た場合、バブルと崩壊を繰り返しているということが分かるのだという主旨で書かれた書籍。古くは17世紀前半のチューリップバブルから、20世紀末のITバブルにまで触れてある。要は、物や土地、あるいは株といったものが極端に高価になった時、実質的な価値をはるかに超え、期待というよりお祭り騒ぎになるが、その熱が冷めると価値が下がる。故に用心が必要であるということである。

吉田修一『横道世之介』は、昭和から平成にかけてのバブル期に学生時代を送った男の話なのであるが、バイトに精を出せば学生でも結構稼げた。よくよく考えてみれば、ものすごく恵まれているわけで、そんな時代が長続きする筈はないのだけれども、その真っ只中にいると考えるいとまがないのである。

 

米国の株価、つまりダウ平均が27400ドル付近まで先月半ばに付けた。これは史上最高値であって、これを書いている現在25700ドルくらいまで下がっているが、それでも最高値付近であることに変わりがない。バブルである可能性が高いと例の本の読者ならば、思わざるを得ないところであろう。特にトランプというわきまえのない大統領なので、火種は絶えない。株価が上がる要因も多いが、下がる理由も多々。

 

読書の話で言うと、一時期、宮城谷昌光の書いた本ばかりを続けざまに読んでいた時期がある。しかし、道徳的に優れた者が天下をとったり宰相になったりで、儒教的な縛りがきつい。セックスの話がないでは飽きてしまう。司馬遼太郎であったり井上靖であったり、藤沢周平であったり、一作家の物ばかりを読んでいては、いずれ飽きや疲れが来た。それはバブルがはじけるのに似ている。いろいろ混ぜて読むのが望ましいと、やっぱり愚生は思うね。