さて、下の囲みは一年前に書いたことだが、結局、弊ブログをブックレビュー専門にして、漢語は別ブログにした。人間、特に愚生の場合は、ちょっと前に何のことで悩んでいたかも忘れてしまう。
例えば、本当に変な話なのだが、
・関口宏の本業は俳優である
・ローソンはもともと経営母体はダイエーであった。
・明石家さんまは落語家である。
・一橋大学は森有礼が作った商業学校であった。
などなどいつの間にか忘れられてしまうものである。
この写真画像は現代漢語詞典という、権威ある辞典で、中国語学習者の大半が持っていると言っても過言ではないくらいの本である。実はアマゾンで買った。
こういうのも「時代」なのだと思う。さて、ふと気がついたのだが、この辞典で【点心】の項を見ると「糕饼」とある。つまり蒸しパンと餅なのである。杏仁豆腐やマンゴープリンや胡麻団子みたいな豪勢なものではない。どうもこの辺はミスタードーナツの影響があるのかどうかわからないが、元の姿が忘れられているものの一つであろう。
それはともかく、「忘れやすい」原因のひとつは書かなくなったことではないかと思う。本稿もキーボードを叩いているだけで、手で書いているのとは違う。多分西村賢太は手書きの原稿なのだろう。希少な作家である。話がやや飛躍するのだが、ちょっと日常生活でスランプを感じたら手書きでメモするという行為は非常にいい。言葉は口にだして聞いて、書いて身につく。その原点を我々は忘れてはいないだろうか。