訳者は重要ですぞ | ricky321のブログ

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19-036『狂人日記/阿Q正伝』魯迅
今さらながらであるが、もう古典といっていいだろう。特に、無知蒙昧な男を主人公にした阿Qは何の救いようもない小説───死刑になるラストシーンでも「銃殺では物足りない、もっと苦しむところが見たい」と見物人に言わしめる───だが、毛沢東が演説で「阿Qになってはならぬ」と用いた為、大躍進や文革といった混乱期においても魯迅は批判を免れた。
電子辞書の付録でも、安価なのでKindleにDLしたものも、訳は井上紅梅だった。念のため、駒田信二訳のも併せて読んだ。

やはり差がある。いい訳者のものを読むべきだと思った。
近現代の中国文学を読むときに参考にしていただきたい。×印の訳者を岩波が採用しているのが、我が国に読書嫌いを増やしている一因。名作だと聞いて岩波文庫のを読んだらがっかりした、という体験をした方は多い筈。

×立間祥介、井上紅梅、吉川幸次郎、飯塚朗
○黎波、駒田信二、竹内好、藤井省三、竹中伸、飯塚容(上の列の朗の息子)