哲学は全てに通ず | ricky321のブログ

ricky321のブログ

ブログの説明を入力します。

山川の倫理用語集を買って全部読んだ。馬鹿の仕業であるが、(かつて高校の一科目であった)「倫理社会」はおもしろい。数学も理科もこの中に詰まっている。例えばパスカルの導いた圧力の原理も確率論も中学校で学ぶ。そして高校では「考える葦」、哲学者であったことを教えられる。一冊通して読めば、先述の通り、数学、理科、歴史の復習になる。
大学の教養課程も高校の「倫理」をベースに膨らませていけばいいと思う。あまりここで書いても詮ないので、佐藤優氏の書籍を読まれたし。経済学部なのに数学がさっぱり…といった学生を救済する場が教養課程であるべきだと思う。「学校の勉強は役に立つ」こと「すぐに役立つことはすぐに役に立たなくなる」ことは矛盾しない。プログラミングが必修化されるというが、テクノロジーが進めば不要になるのではないか?http://blog.netandfield.com/shar/2017/12/post-3057.html

2月中・下旬の読書録
19-027『理想はいつだって煌めいて、敗北はどこか懐かしい~100歳の台湾人革命家・史明自伝』講談社★★★★★
中国に興味のない方にもお薦めできる。

19-028『我的日本~台湾作家が旅した日本 』白水社★★★★★
波乱がなければ、これを2019年ベストブックにしたい。

19-029『魯迅と紹興酒~お酒で読み解く中国現代文化』藤井省三/東方書店★★★★★
文革以降の小説、映画の復習になった。もっと中国を知りたいというビジネスマンや会社経営者、行政関係者が読んでおいて損はない。ただ、藤井先生がくだらない映画を賞賛しているのは気に入らない。酒に関しても誉めすぎだ。それから「大学で中国語を学んだ中島京子さん」とあるが、それなら中島は中国語学科なり、中文科なりに在籍したのかと思ったら、東女の史学科卒。この辺ちょっと裏切られた気分になる。けれどもいい本なのは確か。

19-030『中国の冬~私が生きた文革の日々』梁恒/サイマル出版会★★★★★
復刻を望む。サイマルにはいい書籍がたくさんあった。

19-031 中央公論2019年03月号★★★
新書大賞で『ゴッホのあしあと』(18-080)に票を投じた人間のいることに呆れた。辻原登の小説がつまらないし、真山仁の小説にリアリティが感じられない。他はまあまあ。

19-032『倫理用語集』山川出版社★★★★
最新版。衝動的に手を出したが、買って正解。我々の頃はサルトルとボーボワールで終わっていたが、より若い次世代の哲学者がとりあげられていたことを好ましく思う。

19-033『名画の謎~旧約・新約聖書篇』中野京子/文春文庫★★★
19-034『名画の謎~対決篇』中野京子/文春文庫★★★
この人、歯切れが悪いときと良いときとがある。つまりいいレベルのキープができていないのが難点。低俗誌と化してしまったオール讀物読者に媚びを売ったような表現も散見される。とは言え、エドワード・ホッパーに関して「実際見たほうが良さがわかる」と書いている。事実、印刷物では訳のわからない抽象画と感じても、美術館に展示されているのを見たら迫力に圧倒される絵というものが確かにある。この点で中野は信用するに値するライターである。https://search.yahoo.co.jp/image/search;_ylt=A2RhPBWadnRcNAYAwcmJBtF7?p=%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC&fr=top_ga1_sa&ei=UTF-8

19-035『繁栄Tokyo裏通り』久田恵/文藝春秋★★★
1994~1996年の諸君誌連載の単行本。なにせバブル崩壊を引き摺っている中、しかもオウム真理教事件と阪神大震災を挟んでいる。面白くないことはないが、いや面白いのだが、オピニオン誌の中にあって、激しい自己主張のないルポだったからこそ輝いていたのかもしれない。「東京のいいところは多様性、大阪のいいところはいい加減なところ」とは堺屋太一。